リファラル採用の成功事例3選|各社の成功するポイントとは?

「リファラル採用」という採用手法をご存知でしょうか?

ここ数年の採用手法トレンド最前線ですよね。ナビサイトの利用やエージェントの利用が減ってきている中、知人紹介で入社を決定する人々が増えてきています。優秀な人材は採用サービスを利用せず、知人紹介で転職を完結させる傾向にあります。

・各社がリファラル採用に取り組む中、どう差別化したらいいのか?

・そもそもリファラル採用ってどう始めればいいの?

・他社のリファラル採用の事例が知りたい!

など、お悩みをお持ちの採用担当者の方、非常に多いのではないでしょうか。


そこでこの記事ではそんなリファラル採用に関するお悩みを、

数多くのIT/Web企業の採用支援に携わってきた採用コンサルの観点から解決します。

具体的には

・リファラル採用の成功事例3選

・リファラル採用成功のポイント

・リファラル採用導入までの手順

の順番にご紹介していきます。

3分くらいで読める記事になっておりますので、是非ご覧ください!



リファラル採用の成功事例3選

まずはじめに、リファラル採用を成功させている企業様を3社ご紹介いたします。

1)freee(https://corp.freee.co.jp/)

<会社概要>

freee株式会社は、スモールビジネス経営者が創造的な活動にフォーカスできることを目指し、全自動のクラウド会計ソフト「freee (フリー)」を開発しています。


<事例>

freee株式会社は、70%がスカウト送信などのダイレクトリクルーティング、20%がリファラル採用と、かなり自社採用率が高いのが特徴です。採用成功しているといえば、freeeさん!と、HR業界の方なら思うでしょう。

「良い人がいたら必ず紹介すること!○名の紹介は必達で!」などと、社員に強制でリファラルをさせることは考えておらず、「知人を是非会社に紹介したい!」と思えるような組織づくりを心がけているようです。

以下は、リファラル採用を成功させるために、freeeさんが心がけている3か条です。


1)友達を呼ぶハードルを下げ、求める人物像を具体的に伝える

2)採用の重要性と必要性を伝える

3)協力者に感謝の気持ちを伝える

この3つを達成して初めて、リファラルが始まると考え、以下施策を実施しているようです。


1)友達を呼ぶハードルを下げ、求める人物像を具体的に伝える」

・社内でご飯を食べてもらう(夕食無料の福利厚生)

→社内の雰囲気を感じてもらう/他社員とのコミュニケーション


2)採用の重要性と必要性を伝える

・月1で採用状況の発信を実施。

・1on1で「友人・知人の中にいい人がいないか?」と都度確認する


3)協力者に感謝の気持ちを伝える

→ノベルティプレゼント



2)メルカリ(https://about.mercari.com/

<会社概要>

日本最大のフリマアプリ『メルカリ』を展開する企業です。2017年11月には金融関連の新規事業を行う株式会社メルペイを設立し、あらゆる領域で採用し続けています。

また、2017年3月にはUSでプロダクトをリリースするなど、積極的にグローバル展開しています。


<事例>

メルカリ社は入社の6割がリファラル採用という、かなりリファラル採用の割合が高い成功企業です。

メルカリ社のリファラル成功は、ややこしい手続きを省いていることがポイントです。

1)会食報告は3行のみ

→リファラルで発生するお茶・ご飯代の申請は3行で完結

→面倒な報告や長い申請フローなどがないため、社員のリファラルへのハードルがグッと下がっているようです

2)全額会社負担

→「相手の分だけ経費負担」などというややこしいルールがないため、非常にシンプルです

→積み重なると地味に辛い会食費用…。これが会社負担なのは社員にとって嬉しく、また友人に気を遣ってもらう必要もないので、素晴らしいですね。



3)エブリー(https://corp.every.tv/)

<会社概要>

「誰でも簡単においしく作れる」をコンセプトとした日本最大級のレシピ動画メディア『DELISH KITCHEN』やファミリー向け動画メディア『MAMADAYS』、女性向けライフスタイル動画メディア『KALOS』等の運営会社です。


<リファラル成功事例>

エブリー社は、社員を巻き込むための施策に思考を凝らし、リファラル採用を推進している企業です。

毎週のMTGで各事業部のマネージャークラス全員の社員紹介状況を確認するだけでなく、どのくらいの進捗があったのか、誰の紹介が多いのか、誰の面談の選考接続率が高いのかなど数値分析を実施していたようです。

優秀な人材は採用サービスを利用せず、知人紹介で転職を完結させる傾向にあり、優秀な方ほど何社からも並行して声がかかっているはずです。

そんな方々を逃さないよう、徹底した確認でリファラルを成功させています。



リファラル採用成功のポイント

3社の成功事例から、リファラル採用成功のポイントをまとめました。以下の3つがポイントです。

1)社員紹介制度の認知

社員紹介制度をきちんと社員に伝えることは成功の第1ステップです。

・どのようなフローで、誰に紹介すればいいのか

・募集中の求人内容の周知

・情報のアップデート

2)社員が知人に声を掛ける動機付け

・どんな人材が何人欲しいのか

・なぜ、このタイミングで採用をしたいのか

・入社したらお任せしたい業務はなんなのか

3)手軽に紹介できる制度設計

・ややこしい確認・承認フローがない

・紹介数をKPIに置かない



リファラル採用導入までの手順

最後に、リファラル採用を実際に導入してみたい!という方向けに導入までの手順をご紹介します。

1)ペルソナ設計

まずは、どのような人を採用したいのか、募集したい人物像を明確にしましょう。これが定まっていないと、せっかくの知人紹介も無駄なものになってしまいます。

ご年齢や求めるスキルはもちろん、以下のような項目まで考えると社員の方も紹介イメージがつきやすいので、細かく考えることがおすすめです。

・過去在籍企業例

・具体的な経験内容

(例.toB向けのソリューション営業。大手クライアントを担当しているとなお良いtoC向け経験はマッチしない)

・お人柄

2)求人作成

ペルソナ設計が完了したら、そのターゲットに向けた求人票を作成しましょう。求人票の作り方はこちらの記事で紹介しております!

よろしければご覧ください。

3)社員へアナウンス

出来上がった求人票と合わせ、「このポジションが急募なので、良い方がいれば紹介してほしい!」と社員へのアナウンスを実施します。成功のポイントは、以下の3つです。

1 採用の背景をきちんと説明する

2 何名をいつまでに採用したいのか伝える

3 紹介後のフローを明確にする

4)徹底的な進捗管理〜ツール導入がおすすめです!〜

リファラル採用は社員の友人・知人の紹介になるため、どうしてもコミュニケーションがラフになったり、優先順位が下がってしまい、滞留してしまう傾向にあります。

そのため、

「興味を持ってくれてはいたけど、選考に進めていいんだっけ?」

「そういえば、あの人今どんなステータスだっけ?」

という事態が発生する原因になってしまいます。

ツールの導入により、候補者の管理を行い、効率的なリファラル採用を実施することが可能になります。

オススメのツールはこちらの記事で紹介しておりますので、よろしければご覧ください!



各社の事例を参考にリファラル採用を成功に導こう!

いかがだったでしょうか?ポテンシャライトには、数多くのリファラル採用に関するノウハウがあります。採用がネックとなって飛躍しないベンチャー企業様などを対象に今まで100社以上の採用コンサルとして携わってきた実績を元に、適切な採用ソリューションをご提案します。

・採用のリソースが足りない、人事専任者がいない

・もう少し採用の効果をあげたい

・現在の採用状況の効果測定をし、適切な改善案を実施していきたい など、

お悩みの採用担当者様がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。

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