今まで、中途採用のトレンドは、数年〜数十年単位で変化していました。
しかし、近年では急激なIT/オンライン化に伴い、数多くの求人サービス/採用手法がリリースされ、半年〜1年程度でトレンドの移り変わりが起こることも少なくありません。
そこで今回の記事では、ベンチャー/スタートアップ企業を中心に累計160社以上の採用に携わってきた当社ポテンシャライトが、2020年最新の中途採用トレンドをご紹介します!
中途採用のトレンドをしっかりとおさえて、採用を成功に導きましょう!
中途採用のトレンドをおさえる重要性
「なぜ中途採用のトレンドをおさえる必要があるの?」
「従来の手法で運用してはいけないの?」
このようにお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは中途採用のトレンドをおさえる重要性について以下で詳しく解説していきます。
有効求人倍率から見る中途採用市場
厚生労働省が発表している、「一般職業紹介状況」の有効求人倍率によると令和2年(2020年)3月時点での有効求人倍率は1.39倍でした。
有効求人倍率が1を下回ると買い手市場(企業が採用しやすい)、1を上回ると売り手市場(求職者が職を選びやすい)という状況で、現在では多くの企業が人材不足なのです。
そのため、従来の方法では採用できる人数は減ってしまうことでしょう。
ペルソナの動きに合わせることが大切
採用活動は、ペルソナありきで考えていくことが必要不可欠です。
多くの企業の採用手法に合わせて、求職者も動いていきます。
マイナビやリクナビ、dodaなどが主流であった時代では、ほとんどの求職者が転職サイトに登録していました。
しかし、SNSを活用したソーシャルリクルーティングや職種特化型の転職ドラフト、Findyなどがトレンドになると、SNSや特化型媒体で転職を完結させてしまうことも少なくありません。
従来の採用手法では、そもそも母集団が極めて少なくなっていることもあるため、トレンドや求職者の動きに合わせた採用活動をしていくことが大切なのです。
2020年中途採用トレンド①:ファンリクルーティング
早速ですが、2020年はどのような手法がトレンドになっていくのか?ポテンシャライトは、「ファンリクルーティング」に注目をしています。
それでは、ファンリクルーティングについて細かく解説していきたいと思います。
ファンリクルーティングとは?
ポテンシャライトが考えるファンリクルーティングとは「社外に自社のファンをたくさん作り出し、コミュニケーションを取ったファンが、自社の紹介/推薦をしてくれる手法」です。
あれ、なんかリファラル採用と似てない?と思った方、鋭いですね。ただ、従来のリファラル採用とは、自社の社員が知人、友人を紹介し採用するといったものです。
しかし、ポテンシャライトが提唱するファンリクルーティングとは、自社社員+aのつながりによって採用につなげることが可能です。
ポテンシャライトのメンバーは日々、どういった方とお会いしているかというと、
- 取引先(顧客)
- 見込み顧客
- パートナー企業様
- 友人 / 知人
- 家族 / 恋人
- その他 仕事でお会いをする方全員
などです。日々お会いする方々がもし自社を気にいり、ファンになっていただけたら、「当社採用活動しているんです」と一言伝えておくだけで、周りの知人に当社をご紹介いただけると思います。
なぜファンリクルーティングなのか?
なぜ、ファンリクルーティングがトレンドなのか?という疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
そのため、まず、現状の採用手法や採用市場のトレンドを細かく見てみましょう。これまでの採用市場の流れ(トレンド図)はこちらです。
大まかにいうと、紙媒体 → ネット → エージェント → リファラル(社員)
このような流れで、トレンドが変化し、企業⇄個人といった採用活動から、社員⇄個人といった採用手法に変化をしてきていることをご理解いただけるかと思います。
令和という新しい時代に突入し、企業と個人の結びつきも徐々に変化し、オープンな関係性になっています。そうなるとリファラル採用を超えた「自社に関わる全ての人が対象になる採用の時代が来るのではないか」となっていくと考えています。
ファンリクルーティングについては以下の記事にてもっと詳しく解説しておりますので、是非ご参考にしてください。
2020年中途採用トレンド②:オンライン採用/選考
オンライン飲み会、オンライン授業、オンラインフィットネスなど、2020年は新型コロナウイルスによる外出自粛要請の影響を受け、「オンライン〇〇」がトレンドになりました。
企業の採用活動においても、「オンライン採用/選考」が今後トレンドとなっていくことでしょう。
オンライン採用/選考のメリット
まず、オンライン採用や選考をするメリットを挙げていきます。
第一に、求職者の母集団が大きくなります。今まで、求職者が転職活動をするためには、金銭的な負担や企業に出向く必要がありました。
オンラインで選考が完結することで、主に地方でお勤めになられている求職者やまとまった時間がとれなかった求職者が選考に参加するハードルが下がります。
第二に、面接の振り返りや改善がしやすくなります。今まで、採用面接をわざわざ録画したり振り返っていたという企業様は多くはないでしょう。
しかし、オンライン選考ではZoomなどのWeb会議ツールを使うため、録画がボタン一つで簡単に行うことができます。
面接内容を振り返ることで、面接自体の改善を行ったり、採用担当者が複数いる場合も面接の質を同基準に高めることが可能です。
オンラインで採用/選考を完結させることでミスマッチはあるか?
結論から言うと、ミスマッチはあり得ます。しかし、ミスマッチの原因に関しては、“オンライン採用/選考だから”とは言い切れません。
「5回も対面で面接したのに、入社後にミスマッチが起こり3ヶ月後に退職をしてしまう。」ケースもあります。
つまり、対面でもオンラインでも見極めきれない点はありますし、対面でもオンライン採用でもミスマッチは起こりうるのです。
結論:2020年〜「オンライン採用/選考完結時代」の到来
最後に、これまでの面談・面接手法について振り返ってみました。
- 2014年まで:「面接」のみが存在し 対面での選考(カジュアル面談は存在しない)。
- 2015年頃から:「カジュアル面談」の存在が注目を浴びてきます。
- 2018年頃から:カジュアル面談は「オンライン」で実施開始
そして、2020年。これまでは「面接は対面で」「見極めは対面で」と謳われてきたが、対面でしか見極められないポイントはない(おそらく少ないはずです)。つまりオンライン面接のみでも採用は完結できることでしょう。
「2020年〜はオンライン採用完結時代の到来」です。
新型コロナウイルスがこのまま1年以上猛威を奮うのであれば、オンライン採用完結時代にならなくてはなりません。みなさん、このまま1年以上採用をストップするのは、各社の成長、そして日本の成長(循環)の大きな障壁になります。
新たな採用手法(オンライン採用完結)を試し、検証し、確立していく。そのタイミングが今であり、ポテンシャライトの使命でもあります。
オンライン選考については、以下の記事で詳しく解説しております。
「オンラインで選考完結」はできる? 悩みに悩んでポテンシャライトが出した“結論”とは
採用トレンドをおさえて、採用活動を成功に導きましょう!
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、2020年の最新中途採用のトレンドについて解説してまいりました。
採用トレンドをしっかりと抑えて、採用活動を成功に導いていきましょう!
とはいえ、様々な採用手法があったり、初めての採用活動で、何から手をつけていいかわからない...なんて採用担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか
そんな時は、採用コンサルを活用してアドバイスをもらいながら採用活動を進めていくことがおすすめです!
当社ポテンシャライトでは、採用がネックとなって飛躍しないベンチャー企業様などを対象に今まで160社以上の採用コンサルとして携わってきた実績を元に、適切な採用ソリューションをご提案します。
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