ユニークな中途採用の方法は?事例や実施の注意点を紹介

人材不足が深刻な今、応募者の獲得に悩む中小企業の採用担当者さんも多いのではないでしょうか。


「ネームバリューや強力なブランドの認知度がない」

「普通の方法をとっているだけでは採用がうまくいかない」


など、今回はそんな悩める採用担当者のみなさんに、従来のありきたりな手法を思い切って革新するユニークな事例をご紹介します!導入時のメリットや注意点も合わせて紹介していますので、ぜひ採用成功のヒントとして参考にご覧ください。

なぜユニークな採用方法が効果的なのか?

これまでの常識を覆すようなユニークな採用方法は、一見合理的に思えないと感じる方もいるかもしれません。しかし、その背景には現在の採用マーケットの状況や、企業それぞれの組織における課題感があります。


人口減少によって激しくなる人材獲得競争

少子高齢化による人口減少によって、労働力不足はますます深刻化しています。さらに時期を同じくしてインターネットやスマートフォンで個人が得る情報の多様化が爆発的に進みました。


ただでさえ出会える確率が少ない中、候補者の身の回りにはたくさんの情報が溢れてしまっているのです。ハローワークや求人広告など普通の方法で募集を公開しただけでは、十分な周知を行うことができません。


中小企業と大企業それぞれの狙い

中小企業にとっては、話題性のあるユニークな採用方法を活用し、自社の認知度を上げることが重要となります。「何それ!?」と思わず中身が気になってしまうような打ち出しをすることで、WebメディアやSNSで話題で取り上げられ、通常の求人媒体以外のチャネルで幅広い候補者へリーチすることが可能になります。


大企業の場合は、あえて尖った採用方針を打ち出すことで、自社の求める人材からの応募を促すと同時に、文化にマッチしない人材が応募を控えることを狙うケースもあります。マッチしない人材を大量に選考する工数を減らし、採用活動の生産性を高めることができます。


【中途採用編】ユニークな採用方法 6選!

今回は中途採用を中心に、実際のユニークな採用方法の事例を6つに絞って紹介します。


夫婦採用〜夫婦で一緒に転職を〜

2018年の11月22日「いい夫婦の日」にスタートした、面白法人カヤックの夫婦採用。オフィスを鎌倉に構えるカヤックは、鎌倉への移住〜生活面をサポートする特約つきでこの採用方法を打ち出しました。採用時に都心から離れた生活スタイルごと提案する形で、自社へのロイヤリティの高い採用を入口から設計しているのでしょう。


カヤックは他にもゲームの上手さで採用する「いちゲー採用」や「エゴサーチ採用」など、話題性のあるユニークな採用方法を数多く打ち出しています。


GitHub採用

これはエンジニア職種の採用で有効となる事例です。GitHubとは、Gitというエンジニアリングのバージョン管理の仕組みを利用して、自作のプログラムコードやデザインデータなど)を保存・公開できるWebサービスのことです。GitHubに公開されたソースコードのみで選考を行い、その他の書類提出などは不要!という採用です。


中途採用では求人媒体「Green」を運営するアトラエが導入しており、新卒採用ではメルカリやサイバーエージェント、ミクシィなどの著名企業が取り入れているのが有名です。


複業採用

「100人いれば、100通りの働き方」を掲げるサイボウズが打ち出した採用方法。本業で自分の就職先の仕事をしながら、空き時間を活用してサイボウズの仕事を請けたり、フリーランスとして一部業務を請けたりといった働き方を求める人を積極的に募ったものです。


労働力不足の深刻化に伴い、副業やフリーランスの働き方はますます広まっています。事業成功のためには、正社員として1つの会社だけに勤めるという従来の概念に囚われない発想が必要になるでしょう。


野球採用

煩雑な書類選考や堅苦しい面接、筆記試験などをすべて取っ払い、「一緒に野球をする」というプロセスで行われる採用です。携帯電話販売店への人材派遣などを行うサンチャレンジというベンチャー企業が打ち出し、話題となりました。


入社後の福利厚生や社内イベントも野球づくしとなっており、野球をプレイすることで生まれるチームワークやコミュニケーション感覚が仕事の成功に繋がっているという考えが背景にあります。


オンライン完結採用

PayPayが昨年取り入れた採用方法で、対面で一度も会うことなくオンラインのコミュニケーションで選考が完結するというもの。米国発のHireVueというツールを用いて、エンジニア職種のスキル見極めをオンラインで完結させることに成功し、エンジニア組織の立ち上げを組織計画通りに成し遂げることができたとのことです。


セプテーニグループを始め、他社では地方学生向けの新卒採用などでもオンライン完結型の採用が導入されているようです。


採用辞退ボーナス

アマゾンや、靴の通販(EC)サイトを運営するザッポスなど、気鋭のアメリカ企業で話題になっているものです。入社後3〜4週間の研修期間中に正式な入社を辞退すると、2,000ドルのボーナスを受け取れるという、なんともユニークな内容。


入社後にミスマッチを感じた人が、お金や安定を理由に組織に残る選択をするのではなく、潔く組織を去ってもらうよう促すのが狙いです。ネームバリューのある会社ならではかもしれませんが、それだけ企業文化を守ることが重要なのだということがわかりますね。


ユニークな採用方法を取り入れるには

実際の事例を見ると、驚くような内容も多かったと思います。実際に自社に取り入れるときの流れも簡単にご紹介します。


求める要件を徹底的に掘り下げる

ぱっと見では脈絡がないようにも感じられるユニークな採用方法ですが、それぞれの背景には各社の採用への考え方が反映されています。


具体的なアイデアを考え始める前に、自社が採用したい人物像の人柄やスキル、自社が大事にしたい企業文化などを明確にしましょう。そして、その基準にマッチするような人材が魅力的だと思うような内容を目指して、よりエッジの効いた”面白い”切り口を発送していくのがよいです。


広報やマーケティングの目線を持つ

インターネットやアプリ上で情報収集をするのが当たり前になった今、採用にまつわる情報発信も広報・マーケティングの視点がより重要になってきています。いわゆるファネル分析の考え方を取り入れるなどして、候補者が自社を認知し→興味を持ち→応募→選考→内定……とプロセスを進んでいく際の接点を基準に施策を考えます。


採用と広報・マーケティングを掛け合わせる手法については、以下の記事でも紹介しています。詳しくはリンク先をご覧ください。

採用広報に取り組むまでに必要なステップ・取り組み事例を紹介

採用マーケティングとは?効果を出すためのステップ・事例を紹介


ユニークな採用のメリットと注意点

ユニークな採用方法が成功すれば、採用そのもの以外にも副次的なメリットがあります。また一方で、取り入れるときに注意すべきことも確認しておきましょう。


ユニークな採用方法のメリット

ユニークな採用方法が話題となり、WebメディアやSNSでも拡散されることで、求人媒体に広告を掲載していただけではリーチできなかった人の目にも情報が届きます。


そもそも自社の業界に興味がなかった人や、転職活動を積極的に行なっていない人にも興味を持ってもらうきっかけを作ることができます。


また、会社そのものの認知度UPも見込めるため、企業ブランディングの効果も期待できるかもしれません。


ユニークな採用方法の注意点

話題性につられて、真剣に転職を考えていない人からのエントリーが増えてしまう可能性もあります。そうした人の見極めを行うタイミング・方法や、本質的な採用成功までしっかりとつなげるための入社までの魅力づけなど、オペレーションの設計を最終フローまで手を抜かずに行うことが重要となります。


ユニークな採用方法を取り入れて、採用活動を成功に導こう!

今回は、数々のユニークな採用手法をご紹介しました。これまでの常識にとらわれず、あらゆるアイデアを試して応募を増やし、採用を成功させましょう!


とはいえ、採用業務の経験が浅い担当者の方は、何から手を付ければいいのかわからないのではないでしょうか。


採用コンサルを利用することで、求人募集の成果を高め、採用を成功させることが可能です。当社ポテンシャライトでは、採用のプロとしてベンチャー企業様累計150社以上を対象に、以下のような採用業務に携わってきました。


  • 求人広告設計、運用支援
  • 採用ノウハウの提供
  • 求人広告設計、運用支援
  • エージェント開発・運用支援


採用に関してお困りのことがあれば、些細なことでもお気軽にご相談ください。

ベンチャー特化型の採用コンサルサービスについて詳しく見る

 

川口 紘征

1998年愛知県生まれ 22卒です。
東京在住・早稲田大学国語国文学科在学中。
100本以上の記事を執筆しています。