会社をより一層成長させるために、本格的に採用活動を始められる企業様も多いのではないでしょうか。
そんな中、
「採用活動の進め方は...?」「採用活動のコツは...?」
など、わからないことがある方もいらっしゃると思います。
そこで今回の記事では、採用のプロであるポテンシャライトが、採用活動の基本をレクチャーしていきたいと思います。
採用活動を成功させて、会社の成長に貢献していきましょう!
採用活動入門
それでは、採用活動の基本、入門情報から解説していきます。
採用活動とは
そもそも、採用活動とは何を指すのでしょうか。
「採用活動」で行うことは、ざっと以下のようなことがあります。
- 予算決定
- 採用手法決定
- 求める人物の要件定義
- 選考フローの決定
- 面接官の決定
- 母集団の形成
- 入社してもらうための自社の魅力づけ
一口に採用活動と言っても要素がいくつも重なって構成されています。
採用活動に必要な基礎知識
採用活動に必要な基礎知識はいくつかあります。
中小・ベンチャー企業での採用活動の場合、即戦力の人材を獲得できる「中途採用」を行うことが一般的です。対して、ある程度企業規模が大きくなってくると、ポテンシャルや企業へのマッチ度を見た「新卒採用」を行っていくことが多いでしょう。どちらを行うのか、定めておく必要があります。
また、雇用形態についても理解しておく必要があります。
「正社員」「アルバイト」「パートタイマー」「契約社員」「派遣社員」など、契約によって任せられる仕事や契約期間の有無などが異なります。
採用活動の具体的な進め方
それでは、採用活動の具体的な進め方について解説していきます。
1.採用目標/人員計画を立てる
採用活動を計画的に行っていくためにも、まずは採用目標/人員計画を立てましょう。
採用目標/人員計画を要素分解すると以下のような項目に分かれます。
- 予算の策定
- 採用職種、ポジションの決定
- 採用要件の決定
採用計画段階で決めることは多く、採用を行うためについ気持ちが焦りとにかくアクションをとりたくなりますが、まずは自社内で出来ることがあります。それらを整理し言語化しておくことからスタートになります。
2. 自社の魅力の棚卸しを行う
採用はよく「お見合い」という言葉を使って恋愛や結婚に例えられるケースがあります。それはお互いの良い点や、足りない点などキャラクターを相手に提示できる状態が前提となります。
「自社の魅力ってなんだろう?」という視点で、自社が他社に勝てる、優位性のあるポイントの棚卸しを行なってください。
少なくとも5つ。多い企業だと10項目以上の魅力ポイントがでてきます。これらのポイントが出てきたら、第三者(候補者や人材紹介会社)へ伝えるワードに落とし込みます。
3. 母集団を形成して募集を開始する
自社の魅力を理解して、言語化できた次には、採用で最も重要だともいえる母集団形成に入り、募集を集めます。
母集団形成を行うには以大きく以下の3つの手法があります。
a)求人媒体を使う
b)人材紹介会社を使う
c)知人紹介、社員紹介を使う
募集を行う職種・要件だけでなく、今所属されていらっしゃる業界に合わせた使い分けを行います。
4. 選考を行う
採用選考を分解していくと以下のような流れになります。
- 書類選考の実施
- 一次面接の日程調整
- 一次面接の実施
- 二次面接の日程調整
- 二次面接の実施
- 内定通知
- 内定承諾の獲得
採用選考を進めていく上でのポイントは、スピードです。候補者から応募というアクションをもらったら、出来るだけ早くにその対応を行います。良い候補者だと感じられる方は決まって、他社も同様に考えています。
スピード感を持った対応をしていただくことだけでも、他社と比較された場合の優位性になるためスピードはとても意識してください。
5. 入社後のスムーズなオンボーディングに向けて
無事に入社承諾をいただけたら、その後のフォローも欠かせません。中途採用の場合、内定承諾をだしてから2~3ヶ月後にご入社いただくことも少なくありません。
定期的なご連絡をとり、事務手続きを行いながらも気持ちよく、安心してご入社いただくためにコミュニケーションを深め、入社後のスムーズなオンボーディングができるように準備しておきましょう。
入社前オンボーディングの施策としては、社内でメンターをつけたり、ランチ会を開くなど、いち早く馴染んでもらえるような取り組みがあります。
採用活動成功のコツ
採用活動を成功させるためのコツをご紹介します。
1. 経営陣が採用に本気になれているか
採用活動がうまくいくかどうかは、採用チームだけでなく経営陣が採用活動を自分ごととして捉え、協力する体制ができているかにかかっています。
いくら採用チームが頑張っても、経営陣の思い描く今後のビジョンとズレが生じていては、会社としての採用成功とは言えません。
しっかりと経営陣を巻き込んで採用活動を実行していきましょう。
2. 各部署のメンバーとの信頼関係
各部署のメンバーとの信頼関係を構築することも、経営陣を巻き込むのと同じくらい採用活動を成功させるにあたって必要不可欠です。
当然ながら求職者は、採用後には所属部署のメンバーと仕事をすることになります。部署としてどのような人物がほしいのか、今いるメンバーと円滑に仕事ができそうかなどを採用チームが見極める必要があります。
普段から各部署のメンバーとコミュニケーションを取って、信頼関係を築きましょう。
3.ツールを使いこなす
業務1つ1つの生産性を高めるために重要になるのが、最新のツールです。Googleカレンダーと自動連携して日程調整を楽にしてくれる「YouCanBook.me」や、手軽に候補者のリファレンスチェックができる「back check」など、5年前にはなかった最新のツールが日々開発・リリースされています。
採用ポジションや人数が増えてきたら、「HRMOS」や「HERP」といったATS(Applicant Tracking System:採用管理システム)と呼ばれるシステムを導入するのも選択肢の1つです。
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