会社組織が大きくなり、採用活動を進めていく上で「採用広報」に力を入れたい企業様も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事をお読みの皆様がトレンドに合わせた採用をより効率的に行えるように、採用広報に最適なツールと活用事例をご紹介していきます。
効果的に採用広報ツールを活用して採用を成功に繋げましょう!
採用広報のいまのトレンドは?
採用広報は読んで字の如く、採用における広報活動を行うことであり、採用において有益なアウトプットを出すことが使命です。
インターネットやSNSが発展した現代では、トレンドに合わせた「採用広報」が必要不可欠です。
「採用広報」がトレンドワードになってきたのは2018年の後期からで、主な要因としてはWantedlyの普及やSNSを利用した採用が主流になってきたことが挙げられます。
今後もますますSNSやインターネットを活用したオンラインの採用広報がトレンドになるでしょう。
採用広報ツール5個を解説
採用広報を成功させるためには、採用広報ツールを活用していくことが必要不可欠です。
しかし、採用広報に利用できそうなツールは多様化しており、どれを使えば良いかわからない...とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、おすすめの採用広報ツールを5つ解説していきます。
Wantedly
Wantedlyは採用広報に最適な採用ツールです。20代~30代のビジネス職、エンジニアなどを中心に利用されています。
Wantedlyの特徴として、給与や待遇などの条件面を記載できないため、やりがいや環境、企業の魅力を発信して採用につなげます。
通常の求人媒体のように求人を掲載する募集ページも充実していますが、”フィード”という投稿機能があり、企業情報やインタビューなどを発信することができます。
Twitterも採用広報に最適な採用ツールです。
Twitterは日本で2番目に月間利用者が多く、この記事をご覧になっている方の中でも日常的にTwitterを利用している方は多いのではないでしょうか。
採用広報においては継続して情報発信していくことが必要不可欠です。そのため、気軽に継続的に情報発信が可能なTwitterは採用広報に向いています。
また、どれだけ投稿しても費用がかからないということも魅力の一つです。
採用動画
採用動画をYoutubeなどに掲載し、採用広報を行う企業も増えてきています。
会社のヴィジョンやミッション、待遇などは採用パンフレットやSNSなどの文字情報で伝えられますが、採用動画では、言語化しづらい会社の雰囲気や働く人のリアルがダイレクトに伝えやすいです。
採用パンフレット
採用パンフレットは古くから活用されてきた採用広報ツールのひとつです。
採用パンフレットの目的は「企業の認知を拡大する」ことと、「この企業に応募したい」と思わせることです。
内容は会社紹介をはじめ、社長・社員インタビュー、仕事や職種の紹介など、多方面での情報発信が可能です。
オフラインイベントでの採用広報と相性がよいので、開催を予定されている企業様はぜひ作成しておきましょう。
自社採用サイト
採用広報においても、自社採用サイトの役割は非常に重要です。求職者であれば、一度は企業のサイトを確認しにくることでしょう。
会社案内や事業紹介をするコーポレートサイトは、主にクライアントや株主などがターゲットとなります。
そのため、コーポレートサイトとは別に採用サイトを設けることで、求職者に向けた適切な情報を発信することができます。
また、文字数制限などで求人サイトの求人票には記載しきれなかった情報も、自社採用サイトであれば十分に記載することが出来ます。
採用広報のツール活用事例
実際に採用広報のツールを活用した事例をご紹介します。
トゥモローゲート
トゥモローゲート株式会社では、多くの社員が統一感のあるアカウント名(ブラックな社長、ブラックな採用広報など)、プロフィール写真のもと、社員それぞれの職種に合わせた発信をして、多くのフォロワーと高いエンゲージメントを誇ります。
このように企業アカウントだけでなく、社員一丸となって採用広報に取り組むことも、SNS求人の成果を出すポイントです。
サイバーエージェント
インターネット総合広告代理店として活躍するサイバーエージェントは、Youtubeや自社採用サイトでの採用広報に力を入れています。
Youtubeにはスタートアップ事業部やAbema TVの事業部を紹介するオンライン事業説明動画やオンライン説明会、オフィス動画などをアップロードしています。
また、自社採用サイトであるサイブラリーには、会社、社員、カルチャー、制度についてなど、幅広く学生の皆さんが知りたい情報を、インタビュー、動画など様々な形でお届けしています。
株式会社オリサンキュ
2016年8月に設立し、Web受託開発及び自社サービス開発を行っている株式会社オリサンキュのWantedlyでの採用広報事例をご紹介します。
「そろそろ事業拡大しよう」「エンジニアを採用しよう」と思ったタイミングで、Wantedly Adminを導入しました。
「自社のやり方にこだわる」をモットーに、ビジョンやミッションをしっかりと打ち出した記事を出し、導入から3ヶ月足らずで6700view、346人のエントリーを記録。 譲らない姿勢でいることで、自社のカルチャーに合う人材を採用出来ました。
採用広報に取り組むステップは?
具体的に採用広報に取り組むステップを見ていきましょう。
採用における「4P」を考える
人が組織に共感する要素として、リンクアンドモチベーションさんが提唱する、4つの「P」の概念があるといわれています。
- Profession=仕事・事業:組織の活動に対する魅力
- Person=人材・風土:構成員と接する事で得られる魅力
- Philosophy=理念・目的:組織のビジョン・目的に対する魅力
- Privilege=特権・待遇:組織に属する事であられる特別な権益に対する魅力
採用広報を行うためには、この「4P」を整理することからはじめましょう。
「4P」を整理した後は、「4P要素をまんべんなく発信する」もよし、「会社のフェーズやそのときの採用要件に合わせて「4P」のうち最も伝えたい『P』を集中的に訴求する」もよしです。
採用したいターゲットを明確にする
「ターゲットが明確でない採用広報は失敗する」と断言できます。
特にスタートアップは採用要件の変動もプレスリリースの発信頻度も高い中で、この採用したいターゲットを明確にする行程を疎かにすると本当に伝えるべきことを適切なタイミングで伝えられません。
特に意識していただきたいのは以下の点です。
- 「どんな気持ちのとき、記事を見るんだろう?」
- 「どんな検索ワードから、記事に辿り着くんだろう?」
- 「誰から伝えるのが、一番心に響くんだろう?」
採用広報でとても大切なことは、採用したい人を明確にしてメッセージを送るということです。
コンテンツを制作する
「会社のどのような魅力」を「どのような人に向けて」発信するか定めたら、実際にコンテンツを制作していきましょう。上記でご紹介した手法に取り組んでいただけたらと思います。
いつ、どのように発信するか決める
コンテンツの制作が終わり準備が整ったら、あとは公開するだけとなります。「いつ、どのように発信するか」は十分に考慮しましょう。
採用広報においては発信の仕方次第で見え方がガラッと変わってしまいます。いくらよいコンテンツを制作したとしても、誰の目にもつかず埋もれてしまうなんてこともあります。
ターゲットは、その発信をいつ(時間)何で(媒体)見るのか。よく検討して発信しましょう!
効果的に採用広報ツールを活用して採用を成功に繋げましょう!
いかがでしたでしょうか。効果的に採用広報ツールを活用して、企業の採用を成功に繋げていきましょう!
とは言っても、「何から手をつけていけばいいのかわからない」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時は、採用コンサルティング会社を利用してみてはいかがでしょうか。
当社ポテンシャライトでは、採用がネックとなって飛躍しないベンチャー企業様などを対象に今まで140社以上の採用コンサルとして携わってきました。
- どの採用ツールを利用していくか
- 採用のリソースが足りない、人事専任者がいない
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- 現在の採用状況の効果測定をし、適切な改善案を実施していきたい など
採用にお悩みの採用担当者様がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。
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