リファラル採用とは?向いている企業の特徴や、メリット・デメリットを総まとめ

リファラル採用全盛期の今、採用担当で「リファラル採用」というキーワードを知らない方はほぼいないのではないでしょうか。


優秀な人材を採用するためには避けて通れないリファラル採用は、採用担当にとってマストで向き合うべき手法です。


ただ、最近生まれた手法のため、まだまだうまくいっている企業や事例が少なく、何を参考にすればいいのか悩んでいらっしゃる方も多くいるでしょう。


・リファラル採用ってどんな採用?

・リファラル採用ってどう始めればいいの?

・リファラル採用のデメリットってあるの?


など、お悩みをお持ちの採用担当者の方、非常に多いのではないでしょうか。

そこでこの記事ではそんなリファラル採用に関するお悩みを、数多くのIT/Web企業の採用支援に携わってきた採用コンサルの観点から解決します。


具体的には

・リファラル採用とは

・リファラル採用に向いている企業の特徴

・おすすめリファラルツール

の順番にご紹介していきます。


3分くらいで読める記事になっておりますので、是非ご覧ください!



リファラル採用とは?

リファラル採用とは、一言で言うと社員に人材を紹介・推薦してもらう採用手法のことです。


英語で紹介・推薦という意味の「referral(リファラル)」+「採用」の「リファラル採用」は、在籍社員を通して知人・友人の紹介・推薦を受け、選考を行う採用手法の事を指しています。


リファラル採用が広まっている背景

現在、ナビサイトの利用やエージェントの利用が減ってきており、知人紹介で入社を決定する人々が増えてきています。優秀な人材は採用サービスを利用せず、知人紹介で転職を完結させる傾向にあります。


有効求人倍率が年々高くなり、人材の獲得競争も比例して加熱しています。


転職潜在層になった時点でのアプローチだと母数が限られており、転職潜在層にも声をかける必要が出てきたこともあいまって、リファラル採用の必要性が高まっているのです。


昔ながらの「縁故採用」との違い

リファラル採用の類義語として「縁故採用」があります。


縁故採用というと、「企業が求めているレベルに達していなくても血縁関係があれば採用してくれる」と言うネガティブな印象がありますよね。


リファラル採用は「コネ採用」とは違い、会社の求める人物像をしっかり把握してくれている、社員からの紹介となるため、スキルミスマッチ率が低く、有効な採用制度です。


リファラル採用に向いている企業の特徴とは

ここまで、リファラル採用とは何なのかを説明いたしましたが、実際に自社でうまくいく印象はありましたか?


実は、リファラル採用は企業によって向き不向きがあるのです。


本パートでは、リファラル採用に向いている企業の特徴をご紹介いたします。


中長期のスパンで採用費を安く抑えたい企業

リファラル採用は採用費用がかからないのが最大の特徴です。


求人媒体を利用するには利用料・成約料がかかりますし、エージェントは採用者の理論年収の35%が費用としてかかります。


ただ、費用はかかりませんが、一定の母集団を形成できるようになるには、ある程度時間がかかってしまうため、「今すぐに10名採用したい!」と言う企業にはあまり向いていない手法かもしれません。


既存社員のエンゲージメントが高い企業

リファラルを成功させるには、「既存社員のエンゲージメントが高いこと」が必須要件です。


もし、月の残業が100時間越え、会社に泊まるのも当たり前、という会社に所属していたとしたら、絶対に親しい友人・知人には自社を紹介しませんよね。


リファラルは社員の協力が不可欠のため、いくら人事担当が頑張ったところで、エンゲージメントが低いままだと意味がないのです。「うちの会社は素晴らしい!〇〇さんにも是非弊社で活躍してほしい!」という雰囲気の会社ほど、リファラル採用がうまくいく傾向があります。


リファラル採用のメリット

リファラル採用には、たくさんのメリットがあります。ここでは、3つのメリットをご紹介します。


採用にかかる費用を抑えられる

先述の通り、リファラル採用にかかるコストは0円です。


金額面での費用削減はもちろん、社員の知人であることから、採用担当の採用プロセスも短縮することができます。


どんな方なのか、思考性、前職での活躍ぶりなど社内で確認することができるのは、採用工数の削減にもつながります。


ただ、社員の友人・知人の紹介になるため、どうしてもコミュニケーションがラフになったり、優先順位が下がってしまい、滞留してしまう傾向にあります。


きちんと管理をしないと余計な工数がかかってしまうので、注意が必要です。


転職潜在層にアプローチができる

求人媒体・エージェントを利用している方は転職顕在層のみですが、リファラル採用は転職潜在層へのアプローチも可能です。


転職潜在層の段階から接点を持つことで、転職のタイミングで自社を候補に入れてもらうことができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。


既存社員の会社への理解が深まる

リファラル採用を通じて、既存社員の会社への理解を深めることができます。社員に採用を協力してもらうには、どこのポジションを募集してるかを伝えるだけではうまくいきません。


「会社が今後どういう姿を目指しているので、こんな能力を持った〇〇という役割の方を採用したい」、「ミッションを達成するために、こういう社員を求めている」と伝えることで、リファラル採用が促進されるとともに、会社のミッションビジョンへの理解が深まるのです。



リファラル採用にはデメリットも

ここまで、リファラル採用のメリットをご紹介いたしましたが、リファラル採用には良い点ばかりではありません。


リファラル採用にはデメリットも存在しているため、導入をするかどうか、しっかり検討しましょう。


既存社員の大きな協力が必要

リファラル採用を成功させるためには、経営陣や人事部だけなど、採用に関わるメンバーだけではなく、社員全員の協力が必要不可欠です。


全員で課題意識を持ってリファラル採用に取り組む必要があります。


社員に協力してもらうためにも、最低限以下を実施しましょう。


  1. 採用の背景をきちんと説明する
  2. 何名をいつまでに採用したいのか伝える
  3. 紹介後のフローを明確にする


人間関係の悪化へ注意する必要がある

リファラル経由での採用が「不合格」となった場合、社員側に不利益が生じることを忘れてはいけません。


企業と候補者の関係は不合格になった時点で一旦終了しますが、社員と候補者の関係は続いていきます。


人間関係が悪化してしまうことのないよう、納得感のある、真摯な対応が必要です。


採用基準があいまいに見られやすい

求める人物像を具体的に設定できていないと、リファラル採用が失敗してしまう可能性が高いです。


  • 達成してほしいミッションはなんなのか
  • どんな経験・スキルが必要になるのか
  • どのチームで何を担当してもらうのか


など、ペルソナを細かいところまで設定し、採用を進めていきましょう。


採用決定までに長期間を要する

リファラル採用は、マッチング度が高く、優秀な方を集めるのに有効な手段ですが、採用決定までに長期間を要してしまうのがデメリットです。


制度を告知したからと行ってすぐに応募が集まるわけではありません。


採用決定までの日数なども鑑み、リファラル採用の導入を決定するのが成功のポイントです。



リファラル採用を成功させるためのポイント・事例

リファラル採用を成功させている企業には、以下の共通点があります。


1)社員紹介制度の認知

社員紹介制度をきちんと社員に伝えることは成功の第1ステップです。


  • どのようなフローで、誰に紹介すればいいのか
  • 募集中の求人内容の周知
  • 情報のアップデート


2)社員が知人に声を掛ける動機付け


  • どんな人材が何人欲しいのか
  • なぜ、このタイミングで採用をしたいのか
  • 入社したらお任せしたい業務はなんなのか


3)手軽に紹介できる制度設計


  • ややこしい確認・承認フローがない
  • 紹介数をKPIに置かない

リファラル採用の成功事例を詳しく知りたい方は、以下記事も参考にしてみてくださいね!リファラル採用の成功事例3選|各社の成功するポイントとは?


リファラル採用を活用して、採用を成功に導こう!

いかがでしたか?


本記事を通して、リファラル採用に関し、少しでも理解の手助けができていたら嬉しく思います。


自社の魅力や社風を伝えやすく、企業の社風・適性に見合った人材を集めやすいリファラル採用。


社員の人脈を活用して人選するため、採用媒体や紹介会社の利用に比べ大幅にコストが抑えられるのが大きな特徴です。


制度の整え方、社員への認知のさせ方など、成功させるには多くのポイントがあります。


採用がネックとなって飛躍しないベンチャー企業様などを対象に今まで150社以上の採用コンサルとして携わってきた実績を元に、適切な採用ソリューションをご提案します。


  • 採用のリソースが足りない、人事専任者がいない
  • もう少し採用の効果をあげたい
  • 現在の採用状況の効果測定をし、適切な改善案を実施していきたい など、


お悩みの採用担当者様がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。


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Nana Owada

人材派遣会社で営業担当・事業会社の人事・採用コンサルティングと、さまざま々な立場から採用に携わってきた経験を持つ。メルカリやLINEのような、時代をリードする企業が日本からもっと誕生するような未来を目指すため、採用という側面からベンチャー企業のサポートに携わる。現在、約30社のベンチャー企業の社外人事として採用の支援を行う。