東京とは違う!?「大阪 ベンチャー × 採用市場」についてポテンシャライトが感じたこと


「大阪の採用トレンドは東京とこんなにも違うのか」

これがポテンシャライト代表が大阪に行ってみた感想です。


ポテンシャライトは東京に本社を構えるベンチャー企業向けの採用支援(コンサルティング)企業です。


5/17〜18にポテンシャライト初の国内(大阪)出張に行ってきました。

目的は採用ブランディングに入っている顧客様との商談でしたが、せっかくですので色々な方とお会いさせていただいて、大阪の人材業界の方々、ベンチャー界隈の方々とお話をさせていただきました。


冒頭に記載いたしましたが、山根の意見としては東京と大阪の採用トレンドは大きく異なると感じています。ポテンシャライトが東京にてWeb業界 × ベンチャーの採用支援をしているため、日本の中でも採用トレンドの前の方にポジショニングをしている上で、この印象を持ちました。

今回は山根が大阪で色々な方とお会いしてわかったこと、感じたこと、また東京との違いなどを10つにまとめて記載してみます。


※今回複数名の方とお会いをお聞きした内容、感じた内容をまとめています。詳細に調査をしたわけではないのですが、ご参考までに。


※一番下に「番外編」も書いてみたので、お楽しみください。


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(1)人材系企業がかなり広告頑張ってる

とにかく人材系企業の交通広告をたくさん見ました。新幹線で大阪に行ったのですが、新大阪から電車に乗ると早速目にしたのです。


<マイナビ転職>


<ジョブアイデム>


<リクルートキャリア>

この3企業の広告が出ていました。東京で同じ車両に3社の交通広告が出る事はあまり無いかと思うのですが、直近で大阪が重力地域になってる事は間違いないなと、大阪に到着して10分で思いました。



(2)横のつながりが強い

今回大阪に来てたくさんの方とお話しさせていただきましたが、皆さんおっしゃっていたのは

「大阪は横のつながりが強い」

ということです。もちろん東京も顧客を紹介してくださる事例はたくさんありますが、それ以上に顧客同士でつながっていることも多く、何か新しいサービスを使うときは知り合いに聞いてからどうするかを判断したり、知り合いにつないでもらったり等の動きが非常に多いようでした。



(3)東京の採用トレンドが2〜3年遅れくらいで訪れる

東京と大阪を比較した時、大阪の方がやや採用トレンドが遅れているイメージを持ちました。遅れているという表現が適切かわからないのですが、東京だと今主流になってきているWantedlyの導入企業数も少なく、むしろリクナビ、マイナビ、DODA、エン転職情報のほうが主流です。

この4大サイトは東京においてIT、ウェブ業界を中心にそこまで使う事は多くはなくなっているかと思うのですが、大阪についてはまだまだ4大サイトの文化が強いようです。

また、東京で流行っているTwitter採用も大阪ではまだ一部の企業が取り組んでいるくらいのようです。1〜2年ほど前は東京ではまだTwitter採用が流行っていなかったかと思うのですが、その当時と同じイメージを持ちました。



(4)4大サイトが強い

前述した通り4大サイト(リクナビ、マイナビ、DODA、エン転職情報)が非常に強いイメージです。

大阪の中でも中心地である新大阪、難波、梅田、淀屋橋などに在籍している企業はこの4大サイトを使った採用活動を行っているようです。大阪の中心地から少し離れている地域に構えてる企業については、エン・ジャパンさんなどがベルフェイスなどを使ってビデオ商談にて営業をかけているようです。ベルフェイスさん、やはり大阪展開頑張っているのかと感じました。



(5)秀吉会


大阪のベンチャー企業のコミュニティ (?)のようです。東京でもいろいろなベンチャーコミュニティがあるかと思うのですが、大阪ではこのコミュニティが有名なようです。

ただ、コミュニティと言うと仲良しの集まり、と言うイメージをもたれるかと思うのですが、秀吉会は企業様同士の進捗を報告しあったり指摘しあったり、中には厳しい口調で言い合うこともあるなどとおっしゃっていました。



(6)にしなかバレー

「にしなかバレー」は西中島近辺(新大阪、西中島、中津)に拠点を置く学生やベンチャー企業が集まる場所として注目を浴びているエリアの名前です。東京で言う五反田が大阪の「西中島」とあたります。西中島は新大阪駅の隣の駅で、僕も電車で通りかかったのですが五反田に近いイメージでした。

大阪では新大阪駅や淀屋橋駅付近がオフィス街として有名なようですが西中島周辺は土地の価格は安く、ベンチャー企業がスタートをしやすい環境のようでした。



(6)VCよりも証券会社や監査法人の方がベンチャーへの繋がりが強い

東京ではテンポ良くVCが立ち上がり、有名なVCはHR専任担当のポジションを設けるなど動きが活発かと思います。

大阪はVCがもちろん動いてはいるのですが、大阪発祥のVCの数はそんなに多くは無い印象受けました。またベンチャー企業と最もつながりを持っていそうなのは、ベンチャー企業を担当している証券会社、監査法人などのイメージを持ちました。

東京で最もベンチャー企業の様子をキャッチアップしてるのはVCだと思うのですが、大阪ではそうでは無いイメージです。



(7)採用活動が上手なのはakippaさん

「大阪のベンチャー企業ではどの企業様が活躍していらっしゃるのですか?」と聞くと大体名前が上がってくるのはakippaさんでした。


何がすごいのか調べてみました。

Wantedlyは現在は掲載中ではないようで、過去にWantedlyのフィードはしっかり書かれていました。ただメドレーさんやマネーフォワードさんほど活発ではありません。


Greenも掲載しておりませんでした。


採用ホームページは充実していました。これが要因なのか…?社員インタビューはもう少し内容充実をさせた方が良いイメージ。


社長様のTwitter。採用活動に対してのアウトプットは多めでした。


広報ブログ。ここ最近注力をされているイメージ。

色々見てみた+お会いしていただいた方に聞いてみたのですが、採用活動についても大阪の中では先進的なことをやっていらっしゃるようで、ブランディングも上手で、大阪の中では頭1つ抜け出してるようです。その他の大阪のベンチャー企業様ももちろん活躍をされており、だんだんとベンチャー文化が根付き始めているようなイメージでした。注目してみよう。



(8)大阪に「ベンチャー × 人材業界」の切り口で盛り上げたい人がいる

大阪で色々な方とお会いさせていただいたのですが、山根自身やポテンシャライトに興味を持ってくださっている方が一定数いらっしゃいました。つまり「ベンチャー × 人材業界」という切り口に共感をしてくださっていました。

とは言いつつも「ベンチャー × 人材業界」の切り口だと東京と比較すると大阪のほうがまだ少ない実態はありそうです。だからこそTwitterなどで山根の発信を見てくださってご連絡をいただいたとの事でした。

東京でも「ベンチャー × 人材業界」はここ2〜3年くらいが盛り上がってきたタイミングかなと思うのですが、大阪だと2019〜2020年頃に盛り上がってくるのかなと感じました。



(9)開発エンジニアの中でのWebエンジニアの比率は低い

開発エンジニアは、
 - 業務系エンジニア(SIerなど)
 - Web系エンジニア

に分かれるかと思うのですが、感覚値としてはWeb系エンジニアは5〜10%程度とのことでした(あるエージェントさんが仰っていた数値)

これは10年前くらいの東京と似ているかもしれませんね。当時、開発エンジニアといえば業務系エンジニアがメインでWeb系エンジニアの比率はものすごく低かったです。大阪においてはそこまでWeb系企業が多くないイメージですので、Web系企業が増えてくれば状況は変わっていくかもしれません。

また、開発エンジニアの言語についても聞いてみました。大阪においては最も使われているプログラミング言語はPHPっぽいです(確証があるわけではありません)。東京のようにRails中心ではなくPHPもしくは Javaが中心みたいです。興味があってWantedlyで大阪求人を言語別に検索してみたのですが、
 PHP:242
 Java:347
 Rails:72
でした。JavaについてはSIerの求人も含まれているかと思いますので、PHPのほうが使用企業が多い。つまりPHPを用いたエンジニアのほうが多いのではないかと予想できます。



(10)大阪×IT業界についてエージェントはまだうまくいっていない印象

ワークポートさん、レバテックさん、アイムファクトリーさんなどのITに強みがあるエージェントさんや、リクルートキャリアさん、パーソルキャリアさんなどの大手ゼネラル系エージェントさんなど、大阪に進出して事業展開をしているかと思うのですが、まだどの企業も市場を獲得しきれていない印象を持ちました。
これはどのエージェントも力を入れて切れていないのか、まだ市場獲得のポイントを見極め切れていないのか、わかりませんでしたがまだ未開拓の領域も大きいなと。




※番外編

(1)駅の構造が複雑

新大阪駅で凄く迷いました。
ただ冷静に考えると東京の新宿や渋谷、池袋の方が複雑な気がしたのですが、新大阪で新幹線を降りてから、構内のカフェに行くのは至難の業でした。新大阪駅内のものすごくわかりやすいマップがあったら良いのになと思いました。


(2)大阪の人みんな、すごく優しい

けっこう迷うことが多かったので、周辺にあるお店に「ここに行きたいのですが」と色々な方に質問をしながら目的地に向かっていったのですが、親切に教えていただきました。ただ、最終日にお会いをした人材業界の方に「大阪ってみんな親切ですね」と聞いたら「山根さん、それはたまたまですよ笑」と言われました。ですのでこれはちょっと違う…?


(3)大阪の女性、距離感近い

接客だったり、商談にて女性と接することが多かったのですが、女性の距離感が東京よりも近いと思いました(良い意味で)。また笑顔が多く、自分自身を表現することが上手な女性が多いなと感じました。新卒採用をするのであれば関西の方が良いなと感じたのですが、それをある方に伝えてみたら、「山根さん、それは違うかも。関西人は一人で東京の企業に行っても力は発揮しませんよ。何名かグループでいると合わせて力を発揮するんです」。なるほど、ノリとツッコミ的なのですか?と思ったのですが、勉強になりました。


(4)エスカレーターはやっぱり右側に寄ってた

やはり右側なのですね大阪。

前に大阪にきた時にこの事実は知っていたのですが、到着直後にこの事実を忘れており、左側に止まってしまっていました。


(5)車の運転は荒い

タクシーに乗る機会はなかったのですが、道を渡ろうとした時に車はかなり攻めてきたイメージです。すれすれで通って行きました。

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長文をお読みいただきまして、ありがとうございました。

ポテンシャライトは東京のベンチャー採用に約100社携わってまいりましたが、ある程度採用トレンドの先端を追ってきたつもりです。やはりその先端と比較すると大阪の採用トレンドは少し遅れています。


ただ、ポジティブに捉えると、今の東京の採用トレンドをそのまま大阪に適用することができれば、大阪の採用市場において勝てるなと。もちろん文化が異なるので東京の採用成功事例を転用するだけではダメだと思うのですが、僕個人的に興味がある市場ですので、何かあればお声がけください。


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Yamane Kazuki

新卒で入社した大手人材系企業にてマネージャーとして人材紹介事業に携わり、その後、IT/インターネット/ゲーム業界に特化した人材紹介会社立ち上げに参画。同社在籍時にはリクナビネクスト主催のキャリアカウンセラーランキング1位(3000名中)を獲得。2017年4月、株式会社ポテンシャライトを創業し、人材紹介事業と採用コンサルティング事業を推進している。