こんにちは、株式会社ポテンシャライトの上中です!
先日、Wantedly×Redesignerさん合同主催のデザイナー採用戦略セミナーに参加してきました。そのイベントレポートを自分が感じたことも交えながら書きたいと思います。
デザイナーさんの採用でお困りの方は是非、ご一読ください。
本日のアジェンダは
・第1部:デザイナー採用を構造化して考える
・第2部:デザイナーの違いを理解し、明日からの採用活動で実践
・第3部:パネルディスカッション
・懇親会
になります!
~第1部~
【デザイナー採用に構造化して考える】
「デザイナーの採用は難しい!」
という固定概念を持って採用活動をしている方も多いのではないのでしょうか。
そもそもデザイナーは日本にどのくらいいるのか?まずは、この疑問から解決していきましょう。
国勢調査によると、デザイナーとして登録している方の人数は、164.741人と言われています。
日本の労働人口がだいたい6,720万人なので、0.25%の比率が算出されます。
つまり、1000人中2人か3人くらいしかいないということになります。
ちなみに、Wantedlyさんには105,592人のデザイナー登録者がいらっしゃるとのことです。この数値で言うと日本にいるデザイナーさんの65%くらいの方が登録者としていらっしゃることになります。
すごいですね!
Wantedlyに登録のあるデザイナーさんの内訳はこのようになっています。
どこの企業も欲しがっているUIデザイナーさんは非常に少なく、2,902人と言う数字が出てきます。
逆にUI/UXデザイナーの求人はとても多く、採用市場はレッドオーシャンであると言えます。
しかし、デザイナー以外の職種と、それ以外の職種で「転職者数÷求人数」を比較したところ、実はあまり大差がありません。
その話は第2部で詳しく話をしていきます。
~第2部~
デザイナーの違いを理解し、明日からの採用活動で実践するまず、「デザイン」とは何なのでしょうか?
このセミナーでのデザインの定義とは、
■広義のデザイン
・問題の本質を明らかにする
・解決のために設計を行う
・問題を解決に導く
■狭義のデザイン
・計画に基づいて設計する
ということです。
なるほど。
デザイナーっていうのは、絵を書いたりグラフィックを駆使たりするクリエイティブなことだけの人ではない!ということではないということです。
また、トレンドワードになった「デザイン思考」などにより、デザイナーに投資する企業が増えたというデータも出ているようです。
デザイナーの役割が増えてきたことで、キャリアの多様化がすすみました。
デザイナーという職種だけでも、こんなにもあるんですね。(知らなかった)
そのため、採用する上で大事なのはどの階層のデザイナーのことを話しているかが大事になります。
コンサル・金融系企業がなど他業界からもデザインファームを積極的に買収する動きがあります。世の中的にデザインへの興味関心が高まりをみせています。
それは、
・機能やスペックだけでは差別化できない
・物質的価値→情緒的価値への遷移
・スマホの爆発的な普及
といった事象に伴い
「体験を主軸とした事業開発が主流」になってきているからなのです。
では、
デザイナー採用における従来の課題と打ち手はなんなのでしょうか?
デザイナー10人にインタビューをとったところ、大きく転職時に大きく3つに不安があることが分かりました。
①転職先の”中の人”を知りたい
②デザインに理解がある人に見てもらいたい
③自分の市場価値がわからない
そのため、
①思考のミスマッチを防ぐ
②スキルのミスマッチを防ぐ
③デザイナーとしてのキャリアを一緒に考える
といった必要性があります。
これは、
「デザイナーへの理解が経営層にあるか」と言う点がとても大事とのことです。
そのため、デザイナーへの理解を経営層を巻き込んで作る文化が必要不可欠だと言うことです。ちなみにグッドパッチさんでは”ウォールルーム”というデザイナーの成果物を貼る部屋が用意されているとのことです。
こういった組織づくりが必要不可欠ですね。
~第3部~
パネルディスカッション
最後にデザイナー採用の秘訣を、急遽グッドパッチの小山さんを交えながらのパネルディスカッション。
小山さんがおっしゃられていたことをまとめると、
・デザイナーへの理解を経営者を先頭にやっていく
・採用に携わるメンバーは最低限デザインのトレンドを知っておく
・デザイナーを募集しています!という意思表示を、どのチャネルで実行するのが適切か検討する
というところです。
デザイナー職種に対して、会社全体での理解と体制・風土が必要であるということですね。
うまくいってないなぁと感じたら、組織の文化や体制を見直していただければと思います。
エンジニアやデザイナーといった専門性の高い職業の採用の難しい一番の要因は、ノウハウが社内に溜まっていない。知見を持っている人が社内にいないor少ない。いたとしても工数をかけれない。打ち出し方が悪い。
などなど、今回取り上げられ体外にも要因はたくさんありそうですね。
もし、お困りのことがありましたら、弊社にお気軽に相談ください。
何か採用においてお力になれることがあるかもしれません!
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