「オンボーディング」と言う言葉を聞いた事はありますでしょうか?
オンボーディングとは、入社した方が早期に活躍するための準備諸々のことを指します。つまり、入社準備資料やマニュアル、使用するツールの説明、どんな社員がいるのか、入社直後のフォローアップなどが該当します。
ただ、日本ではこのオンボーディングと言う概念がそこまで広まっておらず、アメリカでは主流のようなのですが、そこまで日本市場で耳にする事はありません。
ポテンシャライトが日々接しているベンチャー企業においては、このオンボーディングが整っている会社の方が少ないです。ただ、「ベンチャー企業だから自力で何とかしてほしい」という考え方は良くなく、どんな方が入社しても活躍できるような仕組み作りをする必要があります。
とは言いつつも、オンボーディングに取り組んでみようと決めた時に、具体的に何から始めればいいのかは不明瞭かと思います。
そこで、アーリーベンチャーの「入社前に準備するもの」「入社後に教えなくてはならないこと」を一部列挙します。アーリーベンチャーと言っても当社ポテンシャライトの内容になりますが。
ご参考までに。
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(1)入社前の準備(バックオフィス諸々)
社会保険系
雇用契約書の締結
機密保持契約書締結(NDA)PC準備
机移動
スリッパ購入
椅子の購入
名刺発注
席決め
定期券購入アナウンス
印鑑持参
トイレのルール
Wi-Fiの接続
靴の置き場所を知らせる
PC、スマホにロックがかかってるか確認
受付システムに名前記入
googleアカウント発行
Asana招待
esa招待
Slack招待
社員のみのchannel開設
(2)ポテンシャライトの文化
朝礼教える
週末進捗報告の説明
月次振り返りの説明GOOD & NEWの説明
go out dayの説明
締め会の説明
(3)業務諸々
議事録のとり方
1日の基本的なスケジュールの共有
Googleカレンダー入力説明Asana、esaの目的や使い方の説明書
Mac bookキャプチャーの撮り方
Chromeブックマーク登録伝える
商談同席の際の注意点送る
掃除割り振り
acebookの活用方法 ⇒写真を変える、プロフィールを変える、など
Twitterの活用方法
(4)研修系
採用ブランディングについて
Wantedlyアルゴリズムについて
Greenアルゴリズムについて採用インタビューについて
エージェント全般について
週次について
スタートダッシュ項目について
業界について
職種について
媒体全般について
(5)媒体
Wantedly
Green
コデアルキャリトレ
Forkwell
Scouty
(6)ツール系
slackの説明
Esaの説明
Asanaの説明googleスプレッドシートの使い方、関数、共有設定
googleドキュメントの使い方
googleスライドの使い方
googleフォーム
Gmailの受信box整理
メモテキストの活用方法
HRMOSの使い方
ジョブカンの使い方
フォトショップ
スマホアプリ各種
メモのコードとか (-+スペースとか)
Mac bookの使い方(キャプチャーなど)
appear.inの使い方
ZOOMの使い方
コピー機繋がるようにする
chromeの使い方
Apple TVの使い方
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細かいノウハウなどは省いていますが、上記だけでも75つあります。
ちなみにこんな感じにリストアップされています。
業務経験者の方でもこれだけ教えなくてはならないことがあります。これは莫大の時間がかかりますし、逆に入社をしてくださる方もこれら全てを入社後に覚えるのは精神的にもプレッシャーがかかります。
ですので、上記を整える際のポイントをいくつか。
(1)口頭説明が必要なもの、esaなどにマニュアルで説明しても問題ないものを分ける
全て口頭で説明する必要はありません。esaやConfluenceなどを用いれば楽ですよね。
ポテンシャライトは下記のような形でesaにまとめています(タイトルなどは未整理で見苦しいかもしれません、すみません)
(2)入社前に準備できること、配布できるものは全てしておく
入社をする方から「入社前に準備しておくべきことはありますか?」と聞かれることはあるかと思います。 「いえ、特にないですよー」と言うことがほとんどかと思いますが、僕からすると、「いやいやいや」と思います。
上記提示したように、これだけでも75つあります。入社をする方からしてみても、不安でしかないかと思います。 これらは可能な範囲で入社前に公開してしまったほうが良いかと思っています。 (もちろん、機密保持などは結んだ上で、ですが)
長くなってしまいましたが、ポテンシャライトはまだ常勤で6名の企業です。1名ずつ増えていくにあたり、準備しなくてはならないことを列挙し続けて今の数になりました(これ以外にも50はあるので、100は超えますね)。ですので、世にあるベンチャー企業よりも活躍できるまでにかかる時間は短いのではないかなと思っています。
また、世にあるベンチャー企業様はこういった内容を整えることが非常に大事です。整えられれば早期離職もなくなるかと思いますので。
では!
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