35歳転職限界説は間違い。45歳までは転職できる!

「35歳転職限界説」 


1度は耳にしたことがある言葉かと思います。転職するのであれば35歳が限界、という定説です(でした)。ただ、35歳転職限界説は大きな間違いだったんです。これは自信を持って言えます。


少し過去の話をします。


私個人的な話ですが、転職活動を支援するキャリアカウンセラーを約10年ほど経験しました。正直申し上げると、36歳以上の方との面談は実施することに対して心理的ハードルがありました。やはり20代の若手の方と比較すると転職活動は苦戦することが多いですし、求人票に記載することはありませんが、各求人でもちろん年齢範囲が大体決まっており、


「〜35歳まで」


という求人は世の中に多いのです。

ただ、直近3年程度を振り返ってみると、40代の方の転職支援が非常に多くなってきました。数字として説明をすると、(あくまで私個人的な実績値ですが)


(1)25歳〜40歳までの年齢別転職決定率はほぼ同じ数値

キャリアカウンセラーとして仕事をしており、各年齢別の決定率を算出すると、25歳〜40歳の転職決定率はほぼ同数値でした。正直、35歳くらいから転職決定率は徐々に下降してくると思っていたのですが、それは間違いでした。良い意味のカルチャーショックを受けたことを今でも覚えています。


(2)40〜45歳の転職決定率は徐々に下がっていく

前述しましたが、25〜40歳の決定率と比較すると、40〜45歳の決定率は年齢を重ねるごとに徐々に下降してきます。さすがに45歳の方の決定率と25歳の方の決定率を比較すると、後者が2倍程度数字は高いのですが、事前の想像以上に数値は離れていませんでした。


(3)46歳以上の転職決定率はものすごく下がる

45歳までの転職決定は何度も見たことがありますが、46歳以上の転職決定は目の当たりにすることは非常に少なくなってきます。45歳と46歳で1年しか違いはないのですが、おそらく採用企業側の心理的ハードルが一気に高くなる年齢なのかと思っています。


つまり、45歳までは転職成功する割合は比較的高いのです(46歳以上の方の転職成功実績も、もちろんありますが決定率が下がるという意味合いです)。35歳転職限界説は過去の話で、現在(2018年)では間違いなく当てはまらない時代だと言えます。



私はIT/インターネット/ゲーム業界の転職支援を強みとしていましたので、他業界では異なった見解があるかもしれません。

ではなぜこの10年間で状況がここまで変化したのか?個人的な見解を記載してみます。


(1)「年齢/学歴」 < 「スキル/経験」 で評価される時代になっている

特にIT/インターネット/ゲーム業界でそう言えるかと思います。

同業界では選考活動においてご年齢を厳しくジャッジする企業が少なくなってきました。逆に年齢を厳しく見ている企業で採用活動がうまくいっている企業は極小だと思います。人材難が理由の一つではあるかと思いますが、スキル、年齢は問いません、という企業が増えています。


(2)「社員採用」 < 「フリーランス/業務委託」希望者が増えている

「シェアリングエコノミー」、「副業」、「フリーランス」などがバズワードになっていますが、正社員に拘りがある企業/求職者が徐々に少なくなってきています。副業をするためにあえて「業務委託」を希望して勤務をされる方もいらっしゃいますし、社員より「フリーランス」として企業と契約する方も多くいらっしゃいます。

企業側の視点に立っても、正社員を採用するより業務委託としてご参画いただくほうが気軽にジャッジできます。そのためご年齢が高くハイスキルの方の採用(参画)が進み、若手ポテンシャル層よりも容易に採用することができる経験を積み、結果的に高年齢の方のジョインも進んできた、という背景があります。


(3)IT業界の平均年齢は約38歳になっている

IT業界の東証一部上場企業の平均年齢は38歳程度と言われています。ちなみに東証二部、マザーズ上場企業の平均年齢は36歳程度。


※参考資料:

https://become-programmer.com/average-wage-age-employee/


IT業界は平均年齢が若いイメージがあるかと思うのですが、平均年齢の実態値として30代後半なのです。皆さんが想定されていたご年齢よりも高いご年齢なのではないかな、と思っています。



意外だな、というご意見を持たれた方も多いのではないでしょうか。

ご年齢が35歳以上の方、是非転職活動をしてみてください。おそらく予想以上に多くの求人と出会えるのではないかと思いますし、ご自身が思った以上に良い企業様にご縁がある可能性があるかと思います。

転職市場の状況は日々変化していますが、高年齢の方も問題なく転職成功ができる市場感は間違いないかと思いますので、ご認識いただければと思っています。

Yamane Kazuki

新卒で入社した大手人材系企業にてマネージャーとして人材紹介事業に携わり、その後、IT/インターネット/ゲーム業界に特化した人材紹介会社立ち上げに参画。同社在籍時にはリクナビネクスト主催のキャリアカウンセラーランキング1位(3000名中)を獲得。2017年4月、株式会社ポテンシャライトを創業し、人材紹介事業と採用コンサルティング事業を推進している。