人材採用の戦略立案・実行のポイントは?具体的なステップと成功事例を紹介

「採用戦略の立て方を知りたい!」

「採用戦略を立てるメリットって何?」


など、今回の記事では採用戦略について解説していきます。新卒採用、中途採用のどちらでも人材採用をしていくにあたって、「採用戦略」はマストで必要となってきます。


人材採用戦略の具体的なステップや成功事例をご紹介していますので、参考にしていただき採用戦略立案、実行に活かしていただければ幸いです!

採用戦略とは?

まず初めに、採用戦略とは何か確認しておきましょう。前述の通り、新卒採用を行うにしても、中途採用を行うにしても「採用戦略」は必須です。


リーマンショック以降、2010年ごろを境に、人材市場は「超」がつくほど売り手市場になっており、年々採用活動の難しさはあがってきています。


買い手市場であればいくらでも求職者は集まりますが、そうでない以上、戦略的に、かつ効率的に採用活動を行っていく必要があります。


この戦略的かつ効率的な採用を行うための戦略を「採用戦略」と言います。


人材採用で戦略を立てる必要性・メリット

それでは、人材採用で戦略を立てる必要性・メリットについて確認していきましょう。


厳しい人材の獲得競争に勝つために

先ほども軽くふれた通り、超売り手市場と呼ばれるほど人材不足が叫ばれる近年において、厳しい人材の獲得競争に勝つためにも採用戦略を立てておくことが必要です。


  • 採用媒体を利用するなら、コストはいくらかけることができるのか。
  • 求める人材に対して年収はいくらと提示できるのか。


など、企業の限られたリソースの中で、いかに自社の求める人材を獲得していくのか、戦略を立て行動していくことで最少コストで採用が可能となるでしょう。


人材採用業務の生産性が上がる

地図のないまま目的地を目指す場合と、地図を見ながら目的地を目指す場合を考えてみてください。前者より後者の方が効率的に目的地につけることは明らかでしょう。


採用戦略も同じように、採用活動の目標地点に向かって導いてくれる地図のようなものです。完璧な正解は分かりませんが、やみくもに業務を行うよりも、現時点でのいちばん最善な手法によって採用を進めていくことができるでしょう。


採用戦略があることで、人材採用業務の生産性が上がります。



採用戦略立案のステップ

では具体的に採用戦略を立案するためのステップをご紹介していきます。


1.採用マーケット(転職市場)を理解する

まずは、採用マーケット(転職市場)を理解することから始めましょう。

企業で採用したい人物像(ペルソナ)はある程度想定していることでしょう。そのペルソナが転職市場において


「どの程度需要があるのか」

「どの程度存在するのか」

「比較先になる企業はどの様な企業があるのか」


など、多方面から把握します


2.自社の強み・弱みを理解する

転職市場が把握できたら、強みと弱みなど、会社の特徴を分析します。

有名な分析方法としては「SWOT分析」があります。


SWOT分析は


「Strength(強み)」

「Weakness(弱み)」

「Opportunity(機会)」

「Threat(脅威)」


それぞれを洗い出し、ペルソナにどうやったら刺さる訴求ができるのか考えていきます。


SWOT分析例は以下の通りです。

S:経験をもったベテラン社員が多い

W:事業軸が1つしかない

O:5G技術の発展により拡大可能性がある

T:資金力のある中国企業が参入してきている


3.効果検証できる=問題に気づき修正できる

採用戦略立案において、効果検証できる(PDCAがまわせる)環境をつくっておくことは非常に大切です。


1.や2.で方向性が決まって実際にオペレーションを開始したとしても、採用が思い通りにいかない...なんてことは多々あります。そうした場合、効果検証するために、採用KPIを設定しておくことをおすすめします。


特に中途採用の市場、トレンドは短い期間で変化をします。そのため、日々効果検証しながら問題を発見し、解決できる様に進めていきましょう。


採用KPIの定め方についてはこちらをご参考ください。

採用のKPIって何を設定するのが良いの?設計~運用~改善の一連のステップを解説


4.経営、人事、採用戦略から日々のオペレーション業務まですべてに一貫性を

採用戦略立案において一番意識していただきたいことは、採用活動は、採用チームだけで完結できないということです。


経営戦略や人事戦略、そして採用戦略のすべての戦略において一貫性がないと、会社全体として満足のいく採用ができません。


「採用コストはどの程度かけられるのか」

「そのポジションは今すぐ絶対に必要なのか」

「経営戦略から見て今その人物が必要なのか」


など、しっかりと経営チーム、人事チームと密にコミュニケーションをとって一貫性をもたせましょう。


採用戦略の実行が成功のポイント

採用戦略立案のステップについてご紹介してきましたが、それらを元に実行していくことが採用活動を成功させるためのポイントです。

採用戦略を実行させるためのポイントを3つご紹介します。


経営陣が採用に本気になれているか

採用活動がうまくいくかどうかは、採用チームだけでなく経営陣が採用活動を自分ごととして捉え、協力する体制ができているかにかかっています。


いくら採用チームが頑張っても、経営陣の思い描く今後のビジョンとズレが生じていては、会社としての採用成功とは言えません。


しっかりと経営陣を巻き込んで採用戦略を実行していきましょう。


各部署のメンバーとの信頼関係

各部署のメンバーとの信頼関係を構築することも、経営陣を巻き込むのと同じくらい採用活動を成功させるにあたって必要不可欠です。


当然ながら求職者は、採用後には所属部署のメンバーと仕事をすることになります。部署としてどのような人物がほしいのか、今いるメンバーと円滑に仕事ができそうかなどを採用チームが見極める必要があります。


普段から各部署のメンバーとコミュニケーションを取って、信頼関係を築きましょう。


細かい採用業務までしっかり設計を

「採用戦略」と聞くと、おおまかな道筋が見えていればいいのかな?なんて思われる方もいらっしゃると思います。


しかし、具体的に細かい採用業務まで設計していくことも採用戦略の一つです。


いつ、どんな手法でいくら予算をかけて何人採用するのかなど細かい採用業務を具体的に設計しておくことで、PDCAをまわし、採用戦略を実行していくことが可能となります。


採用戦略が成功した事例を紹介

最後に、採用戦略が成功した事例についてご紹介していきます。


ニトリ

「2032年に3,000店舗出店、売上高3兆円達成」という大きな目標を掲げ、世界規模でさらなる市場拡大を狙うニトリホールディングスは、元々マーケターとして15年以上活躍してきた永島氏が組織開発室室長として、人事・採用にマーケティングの視点を取り入れ戦略的に採用を進めてきました。


例えば、新卒採用の面接はグループディスカッションを実施せず、1対1でお互いの接点が見つかるまで話し合ったり、新卒採用部の部長をしていたときは、最終面接は全て永島氏が担当して、約1,500人の学生と会ったことも。


扱うものがプロダクトやサービスでなく「人」であるだけで、人事は事業運営を行うのとなんら変わりないという思いで採用を進めています。


メルカリ

メルカリでは「10人採用するのであれば、エントリー10人でいい世界を作ろう」と考えて採用を進めています。


そうすれば、見送りメールを送らなくてもいいし、数値目標として応募数は追わずに適切なブランディングによりターゲットに沿った候補者が集まる設計にしています。


「どこを効率化できるか、どこに本質的な時間を投下したらいいか」を常に考えていることがメルカリの採用の強さと言えます。


ソフトバンク

ソフトバンクは従来の採用方法を抜本的に改め、採用を成功させています。ソフトバンクの戦略採用の2軸は「採用効率を高めること」と「採用する人材の質を高めること」。


地方創生型インターンシップ「TURE-TECH」(ツレテク)の開催や「学生目線」の情報発信、実際に、2週間ほど社員と一緒に働く「就労型インターンシップ」など、あらゆるテクノロジーやツールを駆使してPDCAを回し、その結果、成果を上げています。



戦略に基づく採用活動で、人材採用を成功に導きましょう!

いかがでしたでしょうか。採用戦略をしっかりと立てて実行していくことで、効率よく人材採用を進めていきましょう!


とはいえ、これまでに採用経験がない担当者の方は、何から手を付ければいいのかわからないのではないでしょうか。そんなときは採用コンサルを利用することで、採用戦略の立案から実行までのサポートを受けることができます。


当社ポテンシャライトでは、採用のプロとしてベンチャー企業様累計140社以上を対象に、以下のような採用代行業務に携わってきました。


  • 求人広告設計、運用支援
  • 採用ノウハウの提供
  • 採用ブランディング
  • エージェント開発・運用支援 など


採用に関してお困りのことがあれば、些細なことでもお気軽にご相談ください。
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川口 紘征

1998年愛知県生まれ 22卒です。
東京在住・早稲田大学国語国文学科在学中。
100本以上の記事を執筆しています。