【エンジニア採用担当/人材業界の方は必見】発展途上国のベトナム(ダナン)に来て感じた5つのこと


4/4〜4/6にベトナムのダナンに出張をして参りました。

ポテンシャライトとしても山根としても仕事の海外出張は初めてでした。人材業で海外進出って大手企業以外あまりないのです。


今回ダナンに来たのは、EstrougeというIT企業の現地インタビューです。Est rougeは日本国内のWeb系企業のサービス開発を請け負っており、その開発拠点がダナンにあります。ベトナムのトップエンジニアクラスがたくさん在籍しており、スピーディーに、且つ精度が高いシステム開発をしている企業です。

こちらはダナンにあるシェアオフィス。weworkみたいなイメージ。ここにEst rougeのオフィスはありました。

Est rougeのオフィス。


「Deep Dive Engine」という独自のAIエンジンを持っており、日本のWeb系受託開発会社と比較しても遜色がない、というかレベルは非常に高い企業様なのです。Est rougeの代表 野村さんと前職時代からも親交があり、今回採用ブランディングに入らさせていただくにあたり、ダナンに参りました、という背景です。


結論、ダナンに来て色々な衝撃と気づきがありました。海外来て本当に良かったです。下記にまとめていきます。


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(1)ダナンのエンジニアは日本のエンジニアと遜色がない

ダナンのエンジニアは非常に優秀でした。Web系開発言語はもちろん問題なく書け、AIやビッグデータ、IoT系の開発もチャレンジをしています。自分の意見もきちんと主張をして会社に対してのロイアリティも高いです。すごく刺激を受けました。
ポテンシャライト代表の山根は、エージェントとしてエンジニアのご紹介を10年ほどしていましたが、ダナンのエンジニアはメルカリさんでも内定が出るレベル感の方がいらっしゃるのだな、と気づきがありました。


(2)他国と比較して真面目で誠実なエンジニアが多い

他国のエンジニアとそこまで親交があるわけではないですが、アジア圏のエンジニアとはコミュニケーションを取ってきたつもりです。その中でもダナンのエンジニアはすごく愛嬌があり真面目で誠実。一緒にご飯に行ったのですが、椅子を引いてくれたり、タクシーにホテルの場所を伝えてくれたり、「ちゃんとホテル到着できましたか?」とDMもいただけるなど、すごく好印象。
すごく勝手なイメージですが、海外エンジニアの働くモチベーションは「報酬(給与)」なのかなと思っていましたが、そのイメージは間違っていました。もちろんEst rougeに在籍をしているエンジニアがすごく優秀なのでお金に困っていないというのはあるのかもしれませんが、良い印象でした。


(3)ダナンの土地の価格は直近3年で3倍程度になっている

これはビックリしました。
確かに急速に発展をしている土地だとは感じましたが、土地の価格がとにかく高騰しているようです。僕のホテルの周りを見ても新しい建設途中の建物がものすごくたくさんあり、これから建物だらけになり、商業都市になるのだろうな、という予感がします。日本企業もたくさん進出をしてくるかと思うのですが、中国などはもちろん目をつけているんだろうなと思います。


(4)システム開発プロジェクトにおいて海外エンジニアの活用は必須となる

 「エンジニアの人数が枯渇しておりプロジェクトが進まない」
 「開発会社の工数が足りずプロジェクト遅延をしている」
日本でよく耳にする言葉です。であれば海外の優秀なエンジニアを活用した方が間違いなく良いです。Est rougeさんは日本のWeb系開発会社よりもスピーディーで精度が高いと感じます。Est rougeの代表野村さんのように海外エンジニアに対して日本のチャレンジングな業務を担当していただけるような機会を与えられる人が世の中からたくさん出てくれば、日本はまだまだ成長するのではないかと思っています。


(5)「オフショア」ではなく「グローバルチーム」という概念を

10年ほど前にバズワードになっていた「オフショア」。システム開発のプログラミングやテスト業務のみを海外に外注をする手法。ただオフショアをした結果、
 「システム開発の精度が下がってしまった」
 「うまくコミュニケーションが取れずにコミュニケーションコストが上がってしまった」
という声を多く聞きました。うまくいかなかった原因は別として、オフショアは日本に浸透しなかった印象です。


ただ、「グローバルチーム」と言葉を変えるとどうでしょうか。
昨今リモートワークやビデオミーティングでも問題ないのではないか?という風潮になってきています。つまり一つの場所で仕事を進める必要はありません。アメリカ、ダナン、インド、フランス、日本など色々な国籍の方が同じプロジェクトを進めることもできるのです。しかもSlackやオンラインベースで。


繰り返しになりますが、日本はエンジニア枯渇問題があります。「日本」という視点がものすごく良くないのです。


「世界」に視点を変えると、たくさん優秀なエンジニアは溢れています。日本でエンジニア採用をしてもゼロサムゲームになってしまうのです。日本のある企業にエンジニアが集まっても、別の企業はエンジニアが枯渇するだけです。であれば世界にいるエンジニアの活用をした方が間違いなく良い。となると、間違いなく必要になってくるのは「英語」なのです。多国籍の方がSlack上で連絡を取り合うのはもちろん英語になります。
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たくさんの気づきがあったダナン出張でした(あと1日ありますが)。


ひとまず英語力を上げるために動こうと思います。ただ、日本でポテンシャライトがやれることが、今の1000倍くらいありますので日本市場でしっかり動きつつ、海外も意識して仕事をしようと思ったダナン出張でした。



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