30社のスカウト代行をしてわかった スカウト返信率が低い時に見直すべき8つのポイント


昨今の採用活動において、スカウト(ダイレクトリクルーティング) は必須です。
リファラル採用を進める上でも、候補者様にメッセージを送信するので、スカウトメールと同じ意味合いを持つでしょう。 


ポテンシャライトはかれこれ、 30社様程のスカウトメールコンサルティング、送信代行をさせていただいて、


 「スカウトメールの返信率が低い時に見るポイント」 


を見つけました。 

その解を公開したいと思っています。  


※スカウトのテクニック論は こちら をご覧ください。


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◆スカウト返信が無い時のチェックリスト 

(1)ログイン日時が古い方ばかりにスカウトを送信している

スカウトメール送信をするにあたり最も重要な一つに「スカウト対象者ピックアップ」があります。いくら自社にマッチしている方をピックアップしてスカウトメール送信をしても、その候補者様が採用媒体にログインをしていなければ「ぬかに釘を打つ」ことになります。

WantedlyでもGreenでも必ず「ホットな求職者」を見つけるための検索条件があります。そこを意識するのとしないのでは、返信率が大幅に異なります。
返信がこない際はまずはここを見直してみましょう。


(2)スキルが高い方ばかりスカウトをしている

転職市場における自社の偏差値はいくつだと思いますか?大学は簡単ですよね。学力によって偏差値があります。

法人企業でいうと、世界で一番偏差値が高いのはApple、Googleあたりでしょうか。次いでAmazon、Yahoo、SAMSUNGなどになるのかなと。日本でいうとメルカリさんですかね?そこは別として。

例えばサイバーエージェントの魅力偏差値が62としましょう。僕も採用支援に入るにあたり、「サイバーエージェントのエンジニアがほしいんですよね」と言われることがあります。もちろんテクニックを用いてサイバーエージェント出身のエンジニアから返信をいただけるように工夫をするのですが、まずサイバーエージェントと自社の偏差値を比較してみてください。

だいぶ離れていることがあります。そういった際にスキルが高い方ばかりにスカウトメールを送信するのは生産的でしょうか?そこをまず振り返る必要がありますよね。


(3)現場のピックアップに2日以上時間がかってしまっている  

上記(1)にスカウト対象者のピックアップの話を書きました。ピックアップをして現場メンバーにそのリストを精査してもらうことがあります。その精査に2日以上要していたらアウトです。
なぜなら「ピックアップをした瞬間」が最も返信をいただける確率が高い状態なのです(そういった検索条件でピックアップをしているため)。そのため、ピックアップに1週間経過してしまうと、別のスカウトが上手な企業にスカウト送信をされてしまい、御社は10番目くらいになってしまうのです。


(4)スカウトテンプレート(文面)がカスタマイズできていない 

これはよくありますよね。
「1to1」という言葉は聞いたことはあるでしょうか?スカウト送信対象者に対して「その方にカスタマイズをした文章」を書くことです。決まりきったテンプレートでスカウト送信をしていると返信率向上は見込めません。1to1ができていなければスカウトはやらないほうが良いのです。

※ただ、返信率にも寄りけりなので、スカウト媒体によって1to1を実施するかどうかはジャッチしましょう。


(5)スカウトテンプレートに採用インタビューURLがない

もはやスカウトメールのテンプレート(文面)だけで惹きつけるのは少し厳しいです。
スアクトメールの内容に「採用インタビュー」のURLが貼り付けてあると良いですよね。特に今はWantedlyが市場に流通しているのでフィードという各社員インタビューがあります。ポテンシャライトでいうと、こちらがありますがこの文章を読んでいただければマッチするか判断できます。こういったURLが必要なのです。


(6)求人のお写真が男性だけ、もしくは複数名写っている写真が少ない

スカウト媒体によって仕組みはそれぞれですが、スカウトメール送信をするにあたり「求人添付」は必須であることが多いです。その際、添付する求人のお写真にはご注意ください。男性だけ、というのはあまり良い表現ではないですが、「おお、この企業面白そう!」「華やかで良いなー」「女性も男性も多くて雰囲気良いな」と思っていただけることが大事です。
ポテンシャライトが採用支援している企業様でも添付求人を変更しただけで返信率が高くなったことがありました。


(7)採用広報頻度が低い

これは(5)とも内容が被さりますが、候補者様がスカウトメールを受信した際に「あれ、この企業見たことある」と思っていただけていたら返信率が上がります。実態として、求職者からスカウトメールへの返信内容に「前からWantedlyで見かけることがあり気になっていました。是非お話を聞かせてください」と記載があることが多く、採用広報はやはり重要なのだなと思うことがあります。採用広報をほぼ取り組んでおられない場合は返信率は少し低いかもしれません。


(8)メディア露出が少ない 

これはもはや「広報」の領域ですね。
面白い事例を1つご紹介します。ある5名のベンチャー企業においてエンジニアスカウトを実施していたのですが、返信率が10%程度でした。少し低いなと。1ヶ月ほど後にメディアに立て続けに2回取り上げていただいたことがあったのですが、その際のスカウト返信率は25%程度でした。これはメディア露出の影響であることが推測されます。
資金調達を実施した時、大きなメディアに露出ができた時などはスカウトメールの大チャンスなのです。

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以上になります。

スカウトメールは予想以上にテクニックが必要です。またマンパワーもかかるため、成功要因の検証もなかなかできないと思います。

そういった際はポテンシャライトにお声がけください。


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