人材業界に関わる方は知っておいたほうが良い「4P」という概念

人がキャリアの決断をする時、転職活動時にどの企業に入社をするかを決める時は「4P」という概念を用いて選択するという話を耳にしたことはありますでしょうか?


4Pとは、

philosophy(理念、ビジョン)
profession(事業内容、職務内容)
people(社員、社風)
privilege(福利厚生、人事制度)

です。僕はリンクアンドモチベーションの社員の方から初めて耳にしました。これは本当にその通りだなと思った記憶が今もあります。


一つずつ簡単に説明をしていくと、


philosophy(理念、ビジョン)

「何をやっているのか?」よりも「何のためににやっているのか?」を重視するタイプです。ビジョナリーな会社、という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、ビジョナリーな人材もけっこういます。

企業事例でいうと、リンクアンドモチベーションさんが該当します。どの社員に聞いてもきちんと理念、ビジョンを回答をされるイメージがあります。


profession(事業内容、職務内容)

まさに「何をやっているのか?」を重視するタイプです。「誰と働くか?」などよりもとにかく自分が行う職務内容、そして自社の事業内容に重きを置く方も多くいらっしゃいます。

企業事例でいうと、戦略コンサル企業のマッキンゼーさんが該当します。マッキンゼーはとにかく仕事がハードです。ただ他社では経験できないダイナミックな経験を積むことができるのです。


people(社員、社風)

「誰と働くか?」を重要視するタイプです。人に依存するタイプはここに得するケースが多いです。とにかくどんな方とどんなコミニケーション取りながら仕事をしていくのか、という部分を重要視しています。

企業事例でいうと、サイバーエージェントさんが該当します。サイバーエージェントで何をするか、というよりもサイバーエージェントの社員になりたい!という方って多いですよね。


privilege(福利厚生、人事制度)

端的に言うと「働き方」を重視するタイプです。2016年ごろから、「働き方改革」という言葉をよく耳にするようになりましたが、採用市場においては働きやすい環境が整っている企業の方が良かったりします。

企業事例でいうと、サイボウズさんが該当します。これは言わずもがな、サイボウズさんは数年前から働き方改革の広報は多いですよね。



この概念自体はエージェントで仕事をしている方はものすごく活用することができます。

例えばキャリアカウンセリング時に目の前にいる求職者様の「転職活動の軸」を整理するときにこの4Pの概念を用いて軸を整理するとすごくわかりやすいです。もちろん、 4Pの中で明確にこれだ!と回答される方は多くはないと思いますが、ただなんとなくでも優先順位位は漬けられるかなと思っています。


「転職活動の軸」というと答えにくいかもしれないのですが、何より「転職理由」がここに直結するケースが多いです。逆に採用企業においても自社の魅力的なポイントがこの4Pの中で何が該当するのか、何を意識的にPR (広報)をしていきたいのかは設定された方が良いかと思っています。


エージェントにとっても、求職者にとっても、採用企業にとっても4Pは覚えておいた方が良い概念であり、業務に適応すると効果が発揮しやすいかと思いますので、ぜひ覚えておいていただけると良いかと思います。

Yamane Kazuki

新卒で入社した大手人材系企業にてマネージャーとして人材紹介事業に携わり、その後、IT/インターネット/ゲーム業界に特化した人材紹介会社立ち上げに参画。同社在籍時にはリクナビネクスト主催のキャリアカウンセラーランキング1位(3000名中)を獲得。2017年4月、株式会社ポテンシャライトを創業し、人材紹介事業と採用コンサルティング事業を推進している。