「ソーシャルリクルーティング」という言葉を最近よく耳にするようになりました。ここ数年、どの企業もSNSを活用したマーケティングやプロモーション、リクルーティングに積極的に取り組んでいます。YoutuberやインフルエンサーなどのSNSを活用したプロモーターへの注目が高まっている今、非常に有効な採用手法の一つです。
・「ソーシャルリクルーティングを実施してみたいけど、どのSNSを利用したらいいのかわからない」
・「アカウントは開設したけど、投稿内容に迷ってしまう」
・「試行錯誤しているが、なかなか効果が出ない」
というお悩みをお持ちの採用担当者の方、非常に多いのではないでしょうか。
そこでこの記事ではそんなソーシャルリクルーティングに関するお悩みを、
数多くのIT/Web企業の採用支援に携わってきた採用コンサルの観点から解決します。
具体的には
・ソーシャルリクルーティングとは?
・ソーシャルリクルーティングに取り組むメリット
・ソーシャルリクルーティングを始める手順
・サービス・ツール
の順番にご紹介していきます。
3分くらいで読める記事になっておりますので、是非ご覧ください!
ソーシャルリクルーティングとは?
ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用した採用手法のことです。少し前までは、求人サイトやエージェント経由での転職活動が一般的でした。SNSの普及に伴い、企業アカウント・人事アカウントがSNS上に登場するようになり、直接SNS上で応募・スカウトが行われるようになってきています。
例えば、Twitterにて、#Twitter転職というハッシュタグで検索をすると、現在転職活動中の方が自身のプロフィール・今後の希望を公開し、企業から声がかかるのを待っているのを多数確認できます。
実は、ポテンシャライト社員常勤12名(2019年12月現在)のうち、3名がTwitter経由の入社決定となっています。ご支援先企業様でもSNS採用実績を多数お伺いしており、今後もっとソーシャルリクルーティングの勢いは増していくのではないかと考えております。
ソーシャルリクルーティングに取り組むメリット
ソーシャルリクルーティングに取り組むメリットは、大きく分けて3つあります。
1 転職潜在層へのアプローチ
1つ目のメリットは、転職潜在層へのアプローチができることです。現在、転職市場は有効求人倍率がかなり高く、求職者数よりも求人数の方が多いという状況になっています。求職者は10~20社並行して選考を受けていると言われています。
また、優秀な人材は転職媒体やエージェントを利用せず、知人紹介で転職先を決定したり、転職よりも起業を選ぶことも少なくありません。
つまり、企業は転職顕在層だけでなく転職潜在層にもアプローチする必要があるのです。
そのような流れの中で、ソーシャルリクルーティングは非常に有効な手段です。
2 どんな方なのか多角的に確認ができる
SNSの投稿から、求職者がどんな方なのか確認ができるのが2つ目のメリットです。どうしても、職務経歴書や履歴書の情報だけだとお人柄や思考性までは判断ができません。SNSの投稿から、その方が普段考えていらっしゃること、転職理由など確認することができます。(もちろん、投稿だけで判断するのは難しいため、一つの判断材料としていただくのがおすすめです)
3 手軽にやりとりができる
3つ目のメリットは、求職者とのやりとりがかなり手軽になることです。各SNSのダイレクトメッセージは、ほとんどがチャット形式のため、堅苦しいビジネスメールではなく、友人と連絡を取っているような形でやりとりをすることができます。
最近は多くの企業がSlack、Chatworkなどのビジネスチャットツールを導入しており、チャットコミュニケーションも広まってきました。人々にとって身近なツールで連絡を取ることで、離脱を防ぐことができます。
また、「オフィスに遊びにきませんか?」「またよかったらぜひ!」というカジュアルなコミュニケーションも違和感なくとれるため、求職者・企業側双方で大きなメリットとなります。
アカウント開設は無料で行え、上記の大きなメリットを得られるのであれば、始めない手はありませんよね。
ソーシャルリクルーティングにはどのような手法があるの?
ソーシャルリクルーティングには様々な手法があります。代表的なものを3つ、ご紹介します。
1 スカウト
一つ目はスカウトです。
転職媒体と同じように、候補者を検索し、メッセージを送ることができます。
気軽にメッセージを送信できるのはSNSの大きなメリットですが、人によっては許可していないアカウントからのメッセージ受信を拒否している場合もあるので確認するようにしましょう。
また、登録者全員が転職意欲が高いわけではないので、その点をふまえたメッセージ作成が成功のコツです。
2 自社ブランディング・採用広報
SNSを利用し、自社のブランディング・採用広報を実施することができます。ターゲットを設定し、それに合わせた内容の記事を作成することで、自社認知度の向上が狙えます。それに加え、事前に読んだ上で選考に参加してください、と候補者に伝えることで、相互理解を深めることができます。
3 広告配信
SNS毎に配信可能枠は異なりますが、有料でターゲットを絞り、広告を配信することができます。
応募数や認知度貢献のための手法です。
ソーシャルリクルーティングは何から始めたら良い?
前段では、ソーシャルリクルーティングのメリットをお伝えいたしました。本パートでは、実際にソーシャルリクルーティングを始める場合の手順・用意すべきものをご紹介します。
1 アカウント開設
まず、どのSNSを利用しソーシャルリクルーティングを実施するのかを設定しましょう。
現在、使用されることが多い媒体は以下です。
Twitter:通常のSNSの中では、転職活動をしている方の数が多い印象です。投稿は140文字までと制限もありますが、その分手軽に投稿しているユーザーが多くいます。
Facebook:幅広い年齢の方が使用しているSNSです。通常投稿はもちろん、ターゲットを絞り広告を出稿することが可能です。
Wantedly:採用に特化したソーシャルリクルーティングサービスです。登録ユーザー数は上記二つに劣りますが、転職意欲がある方の登録がほとんどなので、効率的なアプローチが可能です。
2 ターゲット設定
使用媒体の選定が終わったら、アプローチするターネットを決定しましょう。
「うちの会社に来ませんか!」と手当り次第アプローチするのは返信率の低下につながるだけでなく、あなたの会社の印象をも下げてしまいます。
どんな年齢のどんな経験を積んでいる人に入社して欲しいのか、ターゲットを設定しましょう。
3まずはスカウトから実践を
ソーシャルリクルーティングの主な手法である、スカウトから実施いただくのが良いと思います。
スカウト、というと量を送らないと返信率が担保できない…と嘆く担当者の方が多くいらっしゃいますよね。そちらは、スカウトメールの質をあげることで改善されるでしょう。
現在、有効求人倍率がかなり高く、求職者の応募ハードルはかなり下がっています。従来の転職活動に比べると、求職者は「どんな会社かはよくわからないけどおもしろそう」「条件が良さそうだし応募してみるか」と気軽なスタンスでの応募をする傾向にあります。
媒体には、使用できるメールテンプレートがプリセットされていることが多いですが、上記の理由からそのままの使用はNGです。
自社用にカスタマイズし、他社のカスタマーエクスペリエンスの一歩先を行きましょう。
ソーシャルリクルーティングに役立つサービス
ソーシャルリクルーティングに役立つサービスを4つ、紹介します。
1 Wantedly
Wantedlyは、Facebookのつながりを活用したソーシャルリクルーティングサービスです。
登録者は若手のIT/Web業界出身者が多いのが特徴です。
こんな時におすすめ!
・若手人材の採用がしたい
・Web業界出身者を採用したい
・インターン、業務委託など幅広い雇用形態が検討可能
2 bosyu
bosyuは、SNSで「無料で気軽に」募集ができるサービスです。タイトルと概要文を入力するだけで募集ページが生成され、SNSに投稿することができ、お手軽に募集を開始することができます。
こんな時におすすめ!
・SNSを活用したシェアが企業文化としてある方
・拡散力のあるインフルエンサーがいる企業
・ライトに募集を開始したい
3 Facebook
Facebookは、世界中で活用されているSNSサービスの一つです。実名での登録が必須となっており、個人はもちろん、企業アカウントとしての利用も増えてきております。
こんな時におすすめ!
・長文/画像を投稿したい
・連載型のコンテンツを投稿したい
・広告出稿したい
4 twitter
Twitterは、140文字までの投稿が簡単にできるSNSサービスです。ユーザーの「つぶやき」は共感を得ると共有・拡散され、うまくいけばかなり多くのPV数が望めます。
こんな時におすすめ!
・エンジニアを採用したい
・候補者と気軽にやりとりしたい
・広告出稿したい
ソーシャルリクルーティングで企業の採用を成功に繋げましょう!
いかがだったでしょうか?ポテンシャライトでは、多くのソーシャルリクルーティングの実績があります。採用がネックとなって飛躍しないベンチャー企業様などを対象に今まで100社以上の採用コンサルとして携わってきた実績を元に、適切な採用ソリューションをご提案します。
・採用のリソースが足りない、人事専任者がいない
・もう少し採用の効果をあげたい
・現在の採用状況の効果測定をし、適切な改善案を実施していきたい など、
お悩みの採用担当者様がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。
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