人材業界の営業がVCのような視点を持つともっと良くなる

何度かお話をさせていただいていますが、僕はベンチャー企業が好きです。

成長意欲があり今後日本、世界を変えていきたいんだ!という姿勢にすごく共感しています。


ただ、素晴らしい経営者、素晴らしいビジネスモデルであって、それをスケールさせることができる「人材」がいなくては宝の持ち腐れになってしまいます。


何十社も見てきました。


あ、この企業様、すごく伸びそうだな。

と思ったら全然スケールせずに終わってしまった、という事例。


すごく残念です。

今まで10社以上の企業様の採用支援に入らさせていただきましたが、思った以上に採用活動をきちんとできている企業様は少ないな、と感じます。

僕も人材業界に10年弱にいるので、できる限りアウトプットをしたいと思っているわけですが。



本題です。

日本のベンチャー企業(成長企業)に優秀な人材が集まるためにはどうしたら良いか?


施策はたくさんあるのですが、僕は人材紹介業界出身者なので、一番イメージできる施策としては、


◆人材紹介業界の営業の方々がVC(ベンチャーキャピタル)のような視点を持つこと


がすごく大事だと思っています。

僕は今は採用コンサルのほうに寄っていますが、今まで求職者の方とは数千人お会いしてきました。ご紹介をしていた企業様は、僕が好きなベンチャー企業ばかり紹介していました。


「好き」とは色々な定義がありましたが、

 「日本のみならず、世界的にもチャレンジできそうなビジネスモデルがある企業」

 「経営陣の方が本気で世界にチャレンジをしたいと思っている企業」

 「数千億円の市場規模を本気で獲得していく、という気概がある企業」 

 「将来的にGoogle、Facebookになる可能性を秘めた企業」


などです。

もちろんベンチャー企業は社員数が少ない場合が多いので、即決で採用をしてくださらないことが多いです。

なので、人材紹介会社としては数千社もあるクライアントの中からベンチャー企業を注力する決断はしにくいんです。これは致し方ない事実ではあります。


ただ、人材紹介の営業の方々がVCのような視点を持ち、

 

「この企業、世界で勝たせてあげたいんだよね」

 「いや、俺が担当させていただいている企業のほうが可能性あるよ」

 「いやいや…」


という話ができる方が増えたら、人材業界ってもっと面白いくなるのにな、と思う今日この頃なわけです。


とボヤいても致し方ないので、僕自身がまずはそうなっていかなくてはならないな、と思ってはいます。


採用コンサルティングとして微力ながらお力になれればとは思っていますが、人材業、採用業として指針を持って動いていきたいと思っています。


ちょっとかっこつけた話ですみません。

今後ともどうぞよろしくお願い致します!