はじめまして、ポテンシャライトに正式入社しました、土屋夏美です!
ポテンシャライトは、ベンチャーの採用や転職支援に特化した、ベンチャーのためのベンチャーです。
2017年に設立して今が3期目で、私が7人目の社員という若い会社です。(本当に若い・・・・・)
一方で、私の前職は社員5千人、グループで4万人、という「THE 大手」でした。(本当に大きい・・・)
はい、ものすごいベンチャーにきてしまった感じですね。
一体どうやってこんな遠くに来たのでしょうか。
本日は、そのいきさつをお話ししたいと思います。
▼はじめに
前職は、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)です。2012年に新卒で入社し、7年間勤めました。
派遣事業と人材紹介事業を経験し、後半は管理職として裁量を持たせていただきました。リソースや機会が潤沢な環境で大きな不満もなく、そのまま勤め続ける道も十分ありました。
今振り返っても、恵まれたビジネス環境や安定した労働環境の中で働いていたと、すごく思っています。
それを捨ててまでベンチャーに飛び込んだのはなぜか?
理由は2つありました。
・マーケットを創りたい
・それを、熱量が高い仲間と一緒にやりたい
▼その1… マーケットを創りたい
仕事をする人には誰にでも「働く動機」があります。「4P」と言われたりもしますが、人によって様々ですよね。
元キャリアアドバイザーとしてそれらしい言葉でいえば、「内発動機」とも呼ばれます。
私の場合、これまでを振り返れば、それは「マーケットを創ること」でした。
マーケットを創ると言うと大げさに聞こえるかもしれません。
ブレイクダウンすると、私にとってそれは「顧客に100%で向き合い」、「顧客やマーケットに貢献すること」です。
私にとってこの対極は、「(目的志向ではない)社内調整」や、「自社事情によって顧客に100%向き合えないこと」です。
私は、自分の介在によってお客様の事業に貢献できたり、その結果そのマーケットにとって少し良い影響を与えられたりする、人材ビジネスが大好きでした。
日本のあらゆる産業に横串しで形のない価値を提供することができ、それによって産業に貢献できる。とても素敵なビジネスですよね。
前職でも、もちろん沢山の価値のある仕事があり、それをマネジメントとして環境を作り広げていくのはやりがいのあることでした。
しかし、大手だからこその調整ごとなど煩雑なことも多く、マーケットや顧客を向いた仕事に振りきりにくい瞬間があったことも事実です。
もっと外(顧客・マーケット)を向いて、よりダイレクトに貢献実感のもてる「マーケット創り」をしたい、と思っていました。
そんなわけで私にとって働くことは、顧客やマーケットにどれほど貢献できたのかにウェイトがおかれており、そのほかの要素(就業条件とか環境とか)へのこだわりは強くはないです。
しかしそんな私でも「マーケットを創ること」と同じくらい大切なことがあり、それが「誰とやるか」でした。
▼その2…熱量のある仲間と一緒にやりたい
少し前に気付いたことがあります。それは、「自己実現欲求で仕事をしている人と働いている時、すごく楽しい」ということです。
マズローの五段階欲求になぞらえると、
1)安全欲求
2)生理的欲求
3)愛と所属の欲求
4)承認欲求
5)自己実現欲求
※さらに高次のものとして、社会貢献欲求があると言われていますね。
一旦1・2は置いておいて(満たされてない方々も労働市場におられますので深刻な問題ではありますが)、
これまで社内外たくさんの方を見てきた経験から、おそらく大手はじめ多くの企業では、3・4を行き来している人が多いのではないかと思っています。
3・4の段階の方々は、環境(職場や福利厚生など)や他者(上司や仲間)への期待や依存する部分が一定大きいのではないでしょうか。
※俗にいう「組織の内向き化」はここからくるのではないかと考えています。
それに対して、5の段階の人たちは、良い意味で環境に期待しません。他者任せにならず、「全て自分次第」という自律心がすごいです。
「自分がどんな環境を作っていこう?」「どんな素敵なことを成し遂げようか?」という発想で生きています。
そういった人は、何かうまくいかないことがあっても自責で考えるため、失敗を糧にして成長しますし、むしろ楽しんでいますよね。
あと、目的志向が高く、何事もスピード感が早いです。
私もそういった人になりたい、そういうマインドで働き続けたいな、と思っていましたし、そんな熱量の高い仲間と働けたら最高に楽しいだろうなと思っていました。
少し後日談になりますが…転職する前は「ベンチャーで働く方はそういった方が多いのではないか」という仮説をもっていいたのですが、本当にそうでした。
ポテンシャライトは自社もベンチャーで、お客様もベンチャーです。社内外でそういった熱量の高い方と接していていつもワクワクしています。
▼でも転職なんて考えていなかった
話を元に戻します。こうした思いを漠然と持ちながらも、転職は考えてはおらず、転職活動ももちろんしていませんでした。
理由は大きく二つあります。
・裁量があったこと。
管理職という立場だったこともあり、前職では、仕事の目標やKPI、仕組みなど、改善しようとすれば、その裁量が一定ありました。
もっとこうしたいな?、とか、もっと顧客に向き合う仕組みを作るには?など、自らが考えて改善、実行できたのです。
そのため、何か不満や変えたいことがあるから転職!という発想はでなかったです。それよりは、自分にある裁量で、できるところまで仕事を工夫できました。
・働きやすかったこと。
私は一年4ヶ月前に結婚しています。
(個人的にワークライフバランスという言葉はあまり好きではないのですが、)家庭と仕事を両立し続けられるかは、30歳手前の私にとってとても大切なことでした。
これも管理職であったが故なのですが、前職ではフレックス勤務で自分の裁量で働け、家庭とのバランスが取りやすい働き方でした。そのため、あえてその働き方を捨てる選択肢はとりにくかったです。
(書いていて思いましたが、20代×女性×管理職、ってニッチなので、このゾーンの方や、管理職になろうか悩んでいる方の相談には結構のれる自信があります。)
▼決断
で、そんな私が転職を決めた経緯ですが、「直感です」、と言うと大体納得いただけない(「は?」みたいな顔される)ので、自分なりに分解してみます…。
・自分の価値観がはっきりしたこと
キャリアを積み30歳を手前にしたこの2、3年くらい、「これからどんな風に働いていきたいのだろう?」、「だれにどんな価値を提供したいのだろう?」、「働くことにおいて大切にしたいことは何か?(大切ではないことは何か?)」をすごく考えてきました。
そしてはっきりしたことが、前述の「マーケットを創りたい」・「熱量の高い仲間とやりたい」という価値観でした。それが前職での「裁量や働きやすさ」を上回ったのだと思います。
※余談ですが、労働時間は増え、給料は減ったため、時給計算すると半分以下になっていますね。時給3000円のキャバ嬢が、900円のガソスタバイトにキャリアチェンジしたくらいのインパクトです。
・ポテンシャライトのビジョンに共感したこと
(上のは書き出してみると…、というのが正直なところなのですが、本当の理由はこちらです。)
転職を決めたのは、弊社代表の山根と話しているうちにポテンシャライトのビジョンに共感した時でした。
そうです、転職活動せずに決めました。
ポテンシャライトはベンチャーに特化した採用支援・転職支援をする会社としてオンリーワンの立場で新しくマーケットを創ろうとしていて、これからという段階の会社であり、「マーケットを創りたい」という価値観にあっていました。
また、「熱量の高い仲間と一緒にやりたい」という点、つまりどんなメンバーがいるかについては、何も確かめずに転職を決めたのですが、山根が集めた仲間なら熱量が高い人しかいないだろうな、という想像があったからです。
(本当にそうでした。ほぼ変な人しかいません。ごちそうさまです。)
いかがでしたでしょうか。
こんな風に大手からベンチャーへ転職を決めた人がいるんだ、ということを、誰かの参考に少しでもなればいいなと思い書かせていただきました!
転職後の後日談は5月中に予定していますのでお楽しみに!
最後に…元キャリアアドバイザー、また管理職として、キャリア相談をお受けする機会が多かった私でも、自分自身の価値観を認知したり言語化したりすることは簡単ではありませんでしたし、時間もかかりました。
誰かと話して言葉に出してみたり、自分と向き合う時間を取ることは、とても大切だと思います。
個人的にも、人材業界にいらっしゃる方やベンチャーへの転職を悩んでいる方には、より近しい感覚で相談にのれると思っています。
キャリアについて悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください!
そして…ここに書ききれない日々の思いや人材業界について思うことなどをtwitterにつぶやいていきますのでぜひフォローいただけますと幸いです。
・Twitterアカウント https://twitter.com/natsumi_p_u_q
・Facebookアカウント https://www.facebook.com/natsumi.p.u.q
0コメント